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先輩からのメッセージ

中国 北京外国語大学

自分の学習状況

 こちらの授業はレベル別に行われるので、特に授業についていけないということはありません。一学期に中間・期末考査のほかに二回の段階テストというものがあり、毎月末に一度テストを受けています。教科書の内容ではなく、習った文法を理解できたかを確認するためのテストです。授業の内容をきちんと復習していれば簡単に解ける問題ばかりなので、難しくはありません。普段の勉強を怠らなければ高得点をとれます。好成績を維持できれば、次の学期では更にレベルの高いクラスに入ることもできると聞いて、頑張っています。

授業の様子

 今年は関大生だけの授業はなくなり、ほかの留学生と一緒に授業を受けています。授業の形式や進度に慣れるまでは戸惑うこともありましたが、慣れてしまえば楽しいものです。必修の授業は、生徒が十五人前後の中規模で行われます。クラスメートは中国語を母語としない人たちばかりですが、いつでも自分から発表をしたり質問をしたりと積極的です。彼らの姿勢や意識の高さには、いつも学ばされます。こちらの授業は、科目数が少ないかわりに、高校のように週に何度も同じ授業があります。そのため予習・復習や課題は毎日こなさなくてはいけないので、かなり多く感じられます。内容はそんなに難しいものはありませんが、どうしても分からなければ先生に質問します。どの授業でも、先生方はしっかりと理解できるまで何度も説明してくださるので、疑問はすぐに解消されます。

大学の様子

 北京外大には、日本語や英語を学ぶ中国人、中国語を学ぶためにさまざまな国から来た留学生がたくさんいます。みんな勉強熱心で、中文学院の自習スペースや食堂ではいつも誰かが勉強をしています。関大生でも、日本語学院に通う中国人をパートナーにして、日本語と中国語の相互学習をしている人も多いです。パートナーと一緒に買い物や観光に行くのも、楽しい勉強になります。言語は変化するものですから、授業で学ぶ中国語とは違った現代の中国語を会話を通して知ることができるので、相互学習はとてもおすすめの学習方法です。また、北京外大は図書館、体育館や運動場などの学内施設も充実していてます。空き時間や放課後には、運動場でバスケットやテニスをしている人をよく見かけます。そこでほかの学科の人と交流して、友達になる人もいます。この北京外大、ひいては北京では、学ぶチャンスというのはどこにでもあるもので、それを見つけて活かせるかは、自分次第だと思います。

町の様子

 北京外大の近くには、スーパーや郵便局、銀行などが揃っています。学校の外には飲食店もたくさんあります。食堂の料理に飽きてくると外に食べに行くのですが、店員さんも気さくな人が多く、会話するのが楽しいです。「どこの国から来たの?」と店員さんから話しかけられることも多いです。また、地下鉄やバスの駅も北京外大のすぐ近くにあり、寮の裏の通りではいつでもタクシーが走っているので、出かける時にとても便利です。北京のタクシーは運賃も安く、運転手さんも親切です。外国人だからと邪険にされることはありません。町の中でいちばん中国語の練習ができると思うのは、「市場」といわれる場所です。日本では考えられませんが、中国の市場では値切り交渉ができるのです。いろんな市場を見てまわると値段の相場もわかってきますから、賢く買い物ができるようになります。

授業のある日の典型的な日程

 所属するクラスや選択授業によって時間割は異なってきます。私の場合は三時間目から始まる日が多いので、授業は十時から始まることが多くなります。七時半ごろに起床し、朝食をとり、授業までの時間は掃除をしたり勉強をしたりして過ごします。平均すると、一日に授業は二つほどで、食堂での昼食をはさんで、午後の授業は四時ごろには終了します。選択授業がある日は六時までです。授業のあとにはスーパーに買い物に行くか、洗濯などの家事を済ませます。夕食は、また食堂で六時ごろにとります。普段は食堂ですが、時間がある時や週末は自分で作ることもあります。夕食の後は部屋に戻り、その日の課題をしたり、パソコンでメールやニュースをチェックしたりします。あとは入浴をすませて、日付が変わるころに就寝します。