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先輩からのメッセージ

アメリカ ユタ大学

授業の様子

 ユタ大学ELIの授業は8段階にレベルわけされており、それぞれ自分の実力にあったクラスを受講します。ELIでまなぶ学生は世界各国から集まってきており、その英語の力もそれぞれの教育を反映したものとなっている様に思えます。特に私たち日本人の学生は、授業中に多く発言をするという、スピーキングの力が重要になってくる授業スタイルに慣れておらず、始めは困惑する学生もいた様です。しかし、逆に日本で学習してきた自分たちの得意とする部分をベースに、苦手なところも克服して行こうとしています。また、リスニング・スピーキングの授業では、ソルトレイクシティーの様々なところに出かけて行き、町の人々から生の英語を実際に聞き、自分たちのスキルを磨くという授業も行われました。

学習環境としての大学の様子

 ELIの学生は学部生ではありませんが、大学の様々な施設を利用することができます。例えば、学内には複数の図書館があり、さまざまなタイプの学習環境が用意されています。ソファーでくつろぎながら学ぶスペース、グループワークのスペース、パソコンやメディアを利用するスペースなどが十分な数あります。また、キャンパスは非常に広いので歩いて移動していると時間がかかりますが、無料のシャトルバスが複数線あり、大変便利なものとなっています。学部の学生や他の留学生も非常に勉強熱心で、とても勉強しやすい環境が整っていると思います。

学習環境としての街の様子

 ユタ大学のあるソルトレイクシティーは非常に治安の良い町と言われています。私たちが日本を発つ前日に東北地方太平洋沖地震があったため、何度か町行く人から「家族は大丈夫ですか?」と話かけられることがありました。また電車とバスが良く整備されており、ELIの学生も学割定期を利用できるため非常に便利です。中でもシティーライブラリーは膨大な蔵書の他にCDやDVDなども貸し出しを行っており、ソルトレイクシティーに住んでいる人は全て無料で利用することができます。

授業がある日の典型的な日程

 私は大学の学生寮に住んでいます。朝は寮の食堂で友達と朝食をとりながら、その日のテストの勉強などをした後、ELIに向かいます。ELIの授業は8時20分からはじまり、1時40分に終わります。休み時間があまり長く無く、授業の合間は移動と予習で終わってしまうので、授業終了後に昼食をとります。午後からは買い物に出かけたり、他の留学生と話しをしたり、図書館で勉強したりと自由に過ごす事ができます。大学の施設も充実しているので時には寮やELIで知り合った友達とテニスをしたり、ビリヤードを教えてもらったり、毎日授業はもちろん様々な事を通じて英語をまなんでいます。

当地で学び始めて感じた、驚き・感動など

 ELIには沢山の国からの留学生がいますが、一人一人がその国の文化を象徴することがある事に驚きました。例えば英語で言えば日本人は比較的リーディングが得意な事に対し、サウジアラビア出身の学生はスピーキングに長けています。また、国によって授業の受け方(もちろん教え方もでしょうが)もそれぞれ違い、その一部は国の教育方針や方法などの影響を受けているようです。どちらも長所短所はありますが、いままで何気なく受けてきた中学、高校や大学の英語の授業がここまで英語能力の違いを生むことは私にとって大きな驚きでした。このような事はELIや授業だけでなく、生活の至る所で感じることがあります。もちろんその多くはアメリカと日本との違いですが、この留学を通じてその他の様々な違いも学んで帰れたらと思います。