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先輩からのメッセージバックナンバー

イギリス ウォーリック大学

留学先の学びについて

 ライティングやリーディングは日本の授業とあまり変わりませんが、こちらには「発音」や「イギリスの文化と社会」の授業があります。「イギリスの文化と社会」の授業は、イギリスと世界の文化を比較するのですごく興味深いです。テキストは先生のプリントや新聞記事で、特に本を買ったりすることはありません。先生は質問したら丁寧に教えてくださるし、私たちが楽しく勉強できるようジョークを交えたりもしてくださいます。私が一番の違いだと思うことは、当たり前ですが、授業が全て英語で行われることです。単語の意味を説明するときも英語だし、質問するときも答えるときも全て英語なので、苦労しますが勉強になっていると思います。

留学先の生活について

 私の寮にはたくさんの国から来た留学生がいます。こちらは5月、6月はテスト期間中なのでみんな勉強で忙しいようですが、遊びに誘ってくれることもあり優しいです。大学からコヴェントリー、リーミントンの町までバスで行けるし、バーミンガムやロンドンもそれほど遠くないので、週末によく遊びに行きます。また、同好会、クラブやスポーツセンターのクラスがたくさんあるので、そこで交流する機会があります。食事については、こちらの人はあまり料理をしないので冷凍食品が充実しています。値段は少し張りますが、近くに日本の食材が買えるお店もあります。

一日の過ごし方

 人によってさまざまだと思いますが、私は朝6時に起きて宿題の残りをしたり、日記を書いたり、ニュースを見たりしています。授業は9時、10時、11時と日によって始まる時間がばらばらです。授業が終わるのは基本的に16時ですが、水曜日と金曜日は午前中で終わるので、宿題をしたり、色々な活動に参加したり、自分の用事を済ませたりします(銀行や荷物を受け取る場所は16時に閉まってしまいます)。毎日充実しているので一日の終わりにはへとへとになります。

留学を目指す方へのアドバイス

 こちらに来て一番困ったことは会話(リスニングとスピーキング)です。現地の人は話すのが速いのでついていくのが大変です。英語が聞けないと会話は続けられません。話せないと言いたいことが伝わりません。日本の中学、高校は特に英語に特化した学校でなければ、リーディング、ライティング、文法中心だと思います。現地に来て会話ができないと困るので、留学までにできる限りの機会を見つけて、英語を聞いたり話したりしてみてください。例えば国際部に行って留学生と交流するとか、授業中には英語しか話さないとか、今自分たちでできることを見つけて、自信をつけて留学に臨んでほしいです。

感動した事

 こちらに着いてしばらくの間、現地の学生は話すのが速いし、留学生もみんな英語がペラペラで、なかなか輪に入っていけないので落ち込んでいました。そんなときに週1回あるクリスチャンの集まりに参加していたら、そこにいる一人の子が「いつも笑っていることが一番大事。そしたらきっと友達もできるよ。」と言ってくれました。そして他の人たちもすごく親切で映画に連れていってくれたり、町を案内してくれたり、家に招待してくれたりもしました。他にも、話している言葉が全部分からなくても、話の筋が分かったからいいやと流していると、「一語でも分からないことがあったら聞いて」と言ってくれることもありました。「日本人はLとRの発音の区別が難しいんだね。」と言って私の発音を訂正してくれる子もいて、感謝の気持ちでいっぱいになり、落ち込んでいる自分の励みになり、感動しました。