理工学研究科化学生命工学専攻 東坂音羽さんが第64回日本油化学会年会においてヤングフェロー賞を受賞

2026.09.25

 対象となった研究の内容を以下に示す。ホタテガイ由来スフィンゴホスホノ脂質であるセラミド2-アミノエチルホスホン酸(CAEP)の摂取による皮膚バリア機能維持効果に,腸内細菌が関与するかをアトピー性皮膚炎(AD)モデルマウスを用いて検討した。CAEP摂取により,経皮水分蒸散量(TEWL)の上昇および角層水分量の低下が抑制され,表皮厚も低値を示した。一方,抗菌薬投与により腸内細菌を大幅に減少させると,これらのCAEPによる皮膚バリア機能維持効果は消失した。さらに,CAEP摂取により皮膚セラミド組成にも変化が認められたことから,CAEPによる皮膚バリア機能維持効果の発現には腸内細菌が関与している可能性が示された。
 本賞は,第64回日本油化学会年会において発表された口頭発表のうち,令和8年4月時点で40歳以下の若手研究者の中から特に優れた発表をした者に授与されるものである。