化学生命工学科 卒業生からのメッセージ
卒業生からのメッセージ Messages f...
卒業生からのメッセージ
Messages from Alumni
化学生命工学部
化学生命工学部で学び、さまざまな分野で活躍する卒業生からのメッセージをご紹介します。
大学での学びが現在の仕事にどう活きているか、
後輩へのアドバイスなど、リアルな声をお届けします。
株式会社カネカ
2020年3月 理工学研究科
化学生命工学専攻
博士課程前期課程 修了
魚住 葵
次世代を担う電子材料の研究開発に携わる
電子材料分野の研究開発部門で、樹脂の設計から製造プロセスの最適化、顧客対応まで幅広い業務を担当しています。近年は海外顧客のもとに出向き、試作やエンジニアとの技術的なディスカッションにも携わっています。新規事業のため、難しい課題はたくさんありますが、これからの時代を担う電子材料の一部を担当できることにやりがいを感じています。大学で培った専門知識を生かせることと、コミュニケーションを重視する業務内容にひかれ、研究開発職を志望しました。今後は、これまでの研究開発経験を基盤に、技術営業など顧客との接点がより多い職務にも挑戦したいと考えています。さらに、海外駐在員にも立候補しており、より広い舞台での活躍をめざします。
現在の仕事に生きている学科の学び
大学で得た高分子の知識は、樹脂設計などの仕事で非常に役立っています。また、大学院での研究活動で培った論理的思考力は、仕事で客観的に俯瞰する際に役に立っています。
日本ペイントグループ
2018年3月 理工学研究科
化学生命工学専攻
博士課程前期課程 修了
丸山 航汰
あらゆる物に使われる塗料を提供して社会に貢献する
総合塗料メーカーに入社後、3年目までは新幹線をはじめとした鉄道車両向け塗料の商品開発を担当していました。現在は工場で製品の品質管理業務に携わり、お客様へ高品質な製品を安定して提供できるように日々励んでいます。塗料は建造物や自動車、船舶など、私たちが日常的に利用するあらゆる物に使用されています。仕事を通して高機能かつ意匠性の高い塗料を提供することで、社会の役に立っていることが目で見て分かるため、やりがいを感じます。今後の目標は、自身が開発担当した商品が実際に現場で塗装され、それらを街中で見ることです。国内だけでなくグローバルに展開されているため、いつか日本だけでなく海外でも商品を見ることをめざして頑張りたいと思います。
現在の仕事に生きている学科の学び
学部時代に学んだ高分子、有機、界面化学といった知識が商品開発で生きています。また研究生活で培った論理的思考力は、仕事の段取りを組む上で役に立っています。
川崎重工業株式会社
2021年3月 理工学研究科
化学生命工学専攻
博士課程前期課程 修了
望月 哲
航空業界のケミカルエンジニアとして、国際的なインフラ事業に携わりたい
実家の近くに空港があり、幼少期から飛行機は身近な存在でした。世界中の人々をつなぐ国際的なインフラ事業に携わりたいと考え、航空業界を選びました。現在は主に航空機エンジンに関わるケミカルエンジニアとして、新規表面処理方法の開発や生産プロセスの立ち上げ、管理、不具合事象の化学的調査などに従事しています。幅広い知識と目的に対する論理的思考力が求められるため、在学中に幅広く学び、手厚く思考力の指導をいただけたことが現在につながっています。今後の目標は、自身が主担当で立ち上げに携わった航空機エンジンが世界に羽ばたく姿を見ること。旅客機以外にドクターヘリや防衛省向けの航空機エンジンも製造しているため、皆さんに安全に暮らしていただけるように、安全なフライトを提供できるようにと、日々考えながら業務にあたっています。
現在の仕事に生きている学科の学び
航空業界を志望するにあたり、在学中は化学以外に構造力学や冶金学の知識も深めました。実験や研究室で養った知識や論理的思考が、この仕事に役立っています。
積水メディカル株式会社
2023年3月 理工学研究科
化学生命工学専攻
博士課程前期課程 修了
桐原 一樹
検査薬の研究開発を通して人々の健康に貢献する
検査薬開発技術と微粒子技術をもとにしたラテックス技術の融合によって、生化学・免疫・糖尿など幅広い診断マーカーに対応した新しいラテックス検査薬の研究開発に取り組んでいます。精確な検査により病気の早期発見・予防、適切な治療方法を提供することで、健康でサステナブルな社会の実現に貢献しています。私は幼いころに病気が発覚し、入退院を繰り返したことがきっかけで健康や医療、医薬品などに興味をもちました。そして人々の健康を守る研究者として活躍したいと思い、病気を患った人々だけでなく健常人の健康にも幅広く貢献できる積水メディカルで働くことを決めました。今後は社会が求めている製品開発に挑み続け、自身の手で人々の健康に広く貢献することが目標です。
現在の仕事に生きている学科の学び
在学中に学んだ化学や物理、生物といった知識を融合した製品開発に取り組んでいるため、多くの分野を学んだことが大きなアドバンテージになっています。
TOPPAN株式会社
2022年3月 理工学研究科
化学生命工学専攻
博士課程前期課程 修了
垣内 優
環境問題の解決につながる包材の開発に取り組む
食品・医薬品・電子部品などさまざまな商材に対して、求められる物性・機能をもつ包材を提供しています。印刷技術を生かした鮮やかなデザインと、レンジ対応・レトルト対応・環境配慮仕様などの設計を組み合わせて、多様なニーズに応えられる包材を作り上げます。私はリサイクル適性の高い包材の開発、包材の紙化を進めることで環境問題の解決にアプローチしたいと思い、この仕事を選びました。現在は開発職配属として、工場で生産性向上・品質改善の研修に取り組んでいます。研修で各工程の技術・知識を学び、研修後には環境配慮包材として、単一素材のみでできたリサイクル適性の高いモノマテリアル包材や、紙素材で脱プラに貢献できる紙包材の開発に取り組みます。
現在の仕事に生きている学科の学び
生産性向上・品質改善のために新たな手法、仕様でテスト生産を行い、改善効果を測るプロセスにおいて、在学中の実験実習や研究室での経験が役立っていると感じます。
栗田工業株式会社
2020年3月 理工学研究科
化学生命工学専攻
博士課程前期課程 修了
佐野 杏奈
工場における排水処理の改善を提案し、環境に貢献しています
さまざまな産業のお客さまへ、環境目標達成に向けた水処理の改善提案を行っています。大学の授業や実験を通して、微生物が想像以上に産業社会に根付いているのを感じ、視野が広がりました。学んだ原理・原則をベースに新しいものを開発し提案したいと考える中で、「環境貢献」「水」を柱とする事業に興味をもち入社しました。現在は食品業界での製造品の排水処理を中心に、机上実験やデータ解析をもとに処理安定化・節水・廃棄物削減・省エネにつながる提案をしています。お客さまの環境目標達成が地球環境の改善につながり、環境貢献に深く関われる仕事です。今後は、排水処理設備から工場全体を最適化できるソリューションや、海外案件への挑戦をめざします。実験と現場の両方から、丁寧に検証と提案を進めていきたいと思います。
現在の仕事に生きている学科の学び
教授への実験結果報告の際に「結論から説明することの重要性」を丁寧にご指導いただいたため、現在も相談・報告・提案・プレゼンなどの業務で困ることがなく感謝しています。