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合格者へのメッセージ vol.3(松本哲泓教授)を更新しました


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関大法科大学院入試合格おめでとうございます。伝統ある関西大学の法科大学院に合格
されたことをお喜び申し上げます。

私は、当法科大学院で民事訴訟法、民事実務を担当する松本といいます。裁判官を40年
近く務めた後、3年前から、当法科大学院の専任教員をしています。司法研修所の期は27
期です。クラスは8組ですが、このクラスは、有能な人材がそろっていました。最高裁判事に
2人がなっています。木内判事は、大阪で弁護士をした後、最高裁に入り、山崎判事は,任
官して、事務総長や高裁長官を務め、最高裁に入りました。余談はさておき、合格された諸
君に、若干の心構えをお願いしたいと思います。

諸君は、法曹になるために、法科大学院に合格したわけですから、その目的を達成すると
いう強い目的意識で、これからの時間を過ごして下さい。司法試験は、競争試験ですから、
他の人より良い成績を取る必要があります。そのためには、他の人より努力することが必要
です。要するに勉強するほかありません。ただ、むやみにやっても、効果が上がらないという
ことはあるので、次の、5原則を肝において勉強することを勧めます。松本5原則と読んで下
さい。①目的を意識すること、②合理的であること、③確実性があること、④進歩を実感する
こと、⑤環境を整えること。

その具体的内容は、おそらく推測はつくと思いますが、詳細は、直接聞きに来て下さい。

次に、目的を達成するためには、具体的に、どうするかということについては、当面は、入学
までに、入学後の環境(授業)を最大限に活用する態勢を整えることが必要です。復習する
などして、基礎的知識のベースを上げておくことが必要です。弱点をなくし、入学後の、演習
を主とした授業に耐えうるようにしておいて下さい。各科目の教科書レベルの知識は習得し
ておくことが望ましいでしょう。民事訴訟法の準備としては、体系的な基本書(教科書)を読み
込んでおくことと、裁判傍聴をしておくことを勧めます。

最後に、全く話は変わります。
私が受験生のころ、受験新報で読んだ話の受け売りですが、帝国大学の著名な先生が、夜
遅く研究室から帰宅する際に、読んでいた本を、その読みかけの部分で必ず、開いたまま帰
るというのです。その理由は何か。先生の言葉では、人間は意志の弱い者で、勉強にとりか
かるのも、お茶を飲んでからにしようとか遅れがちになる。しかし、いすに座ったときに、目の
前に読みかけの本が開いてあれば、そこにすぐ目が行き、勉強に取りかかることができると
いうのです。

これを掲げた趣旨を、先ほどの5原則に照らして考えてみて下さい。
諸君と授業でお目にかかれることを楽しみにしています。

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