外国語学部の卒業生たちの活躍の一部を紹介します。
大学院進学を意識するようになったのは、スタディ・アブロード・プログラムでイギリスのCanterbury Christ Church Universityへ留学したときです。現地での授業を通じて、英語で専門的に学ぶことの魅力を実感し、卒業後はイギリスの大学院で学びたいという想いが芽生えました。留学中に訪れたエディンバラの街並みや人々の温かさにも惹かれ、エディンバラ大学を目指すようになりました。関西大学では異文化コミュニケーションプログラムを修了し、文化や言語、アイデンティティが異文化間の対立に与える影響を学びました。さらにイギリスでの生活や多様な人々との交流を通じて、自身のアイデンティティやナショナリズムへの関心が深まりました。こうした学びと体験を踏まえ、大学院ではナショナリズムや民族紛争について専門的に学ぶ予定です。 最も苦労したのは、奨学金の応募準備です。大学院出願に比べ、奨学金に関する情報は限られており、まずは自分に合った奨学金を探すことから始める必要がありました。さらに、各奨学金によって応募方法や提出書類、記入内容が大きく異なるため、大学院出願や卒業論文の執筆と並行して準備を進めるのは非常に困難でした。また、ほとんどの奨学金が数名程度の狭き門であったため、合格できる実感が持てず、不安に駆られることも多々ありました。しかし、粘り強く取り組み続けた結果、幸いにもロータリー財団よりGlobal Grant Scholarshipに採用されることが決まりました。推薦状をご執筆くださった先生方をはじめ、応募書類の校閲に協力してくれた友人たちには、深く感謝しております。 大学院への進学および奨学金の受給が無事に決まったのは、多くの方々の支えがあってこそだと深く感じています。まず、大学院および奨学金への応募に際し、お忙しい中、親身にご相談に乗ってくださり、推薦状をご執筆くださった関西大学のTodd ALLEN先生、竹内 理先生、そしてCanterbury Christ Church UniversityのDina NORRIS先生に、心より感謝申し上げます。また、日々多くの刺激を与えてくれた友人たちにも感謝しています。彼らは、困難なときも常に前向きな言葉をかけてくれ、私の大きな支えとなってくれました。そして最後に、海外大学院への進学という、必ずしも一般的とは言えない進路を選んだ私を信じ、温かく応援してくれた家族に、改めて感謝の気持ちを伝えたいです。 海外の大学院進学を目指す皆さんへ。 2年次のアメリカ留学や学生生活を通してさまざまな交流を重ねる中で、人と人との新たなつながりを生み出す仕事に魅力を感じました。JTBは地方創生、人流創造などの事業も行っており、学生時代に培った英語運用能力と異文化交流・理解の経験も生かせることから、就職を決めました。在学中は「異文化コミュニケーション」と「地域言語文化」のプログラムを選択。そこで身に付けた異文化交流の知識、そしてグローバル社会で求められる多角的な視点が、今の仕事にも役立っていると思います。今後はグローバル社会で活躍できる人材としての力をさらに磨いて、国と国、人と人の交流を促進・創造し、グローバル社会の発展に貢献することが目標です。 約1年間のアメリカ留学をはじめ、ネイティブや英語のスペシャリストの先生方の授業により、英語のスキルを飛躍的に伸ばすことができました。また、留学中に経験したさまざまな価値観、宗教観をもつ人々との交流によって、グローバル人材として活躍するために必要不可欠なコミュニケーション力を身に付けられたと思います。 世界に誇る技術を持っていることに加え、海外への事業拡大に対する意欲の大きさに魅力を感じ、今の会社に入社を決めました。2年次に留学したニュージーランドでは、一人でヒッチハイクの旅を計画して実行。「絶対に意義のある旅にする」という思いで、積極的に行動していくことに努めました。その結果、13台の車を乗り継ぐ、総移動距離1,000km以上の旅に。自分で立てた目標に挑戦し、やり遂げたことで、自信と信頼が生まれるようになり、大きな成長につながったことを感じました。今後はチームの中心となり、1つのプロジェクトを成功させることができるように、自分自身を磨いていきたいと思います。 外国語学部の授業には、翻訳や通訳などの専門職に就くことも見据えた高度な外国語運用力の修得をめざす授業も数多くあり、実社会で即戦力となるスキルを磨くことができました。またニュージーランドでの留学を通して、実際に自分の目で見て経験することが視野を大きく広げ、海外に展開する企業で活躍するための力になることを感じました。 元々好奇心が強く、さまざまなことに挑戦したいという夢をもっていました。広告業界はお客さまに応じて携わる仕事の幅が無限に広がることから、自分の夢を仕事を通してかなえられると思い、この会社に入社を決めました。在学中はアメリカのユタ大学に留学。環境の変化によって多方面から刺激を受け、韓国語の習得も同時並行で行うなど、挑戦心をもって多くのことに取り組みました。今後は、お客さまとの関わりを通してマーケティング力や柔軟な発想力を身に付け、海外展開を考える日本企業のプロモーション支援に携わりたいと思っています。 留学先で体験したさまざまな異文化コミュニケーションを通して、自分の文化や価値観が全てではなく、まず相手の価値観を
知ろうとすることから始めることの大切さを学びました。お客さまと良好な関係を築くことが必要不可欠となる広告業界におい
て、この時に得た経験が大きなアドバンテージとなりました。
成し遂げたことをはじめに意識したきっかけ
一番苦労したこと
活動を支えてくれた周囲の人への感謝やエピソード
同じようなことを志す人へのアドバイス
出願準備では、事前調査、推薦状の依頼、志望動機書や研究計画書の作成など、やるべきことが山ほどあり、途中で心が折れそうになることもあるかもしれません。私自身も何度も不安になりました。それでも努力を重ねた先には、想像以上の達成感と喜びが待っています。辛いときには、きっと手を差し伸べてくれる人がいるはずです。ですので、一人で抱え込まず、周りのサポートを受けながら、最後まで諦めず挑戦してください。心から応援しています。
就職活動で強みになったこと
留学で培った英語運用能力とコミュニケーション力
就職活動で強みになったこと
実社会で即戦力となる高度な英語のスキル
就職活動で強みになったこと
相手を知ることから始めるコミュニケーション