本学部生が「学生字幕翻訳コンテスト」で最優秀賞を受賞しました
2025.02.28
本学部3年次生 安井すみれなさんと南 空澄さん(共に阪本章子先生ゼミ)が、2024年度「第10回デモクラシー・ナウ!学生字幕翻訳コンテスト」の「課題6」において、最優秀賞を受賞しました。
このコンテストはニューヨークの独立放送局「Democracy Now!」の日本語サイトが毎年開催するものです。おふたりが翻訳したビデオのタイトルは『アートと政治』。映画『関心領域』でアカデミー賞 国際長編映画賞を受賞したプロデューサーのジェームス・ウィルソンさんのインタビューを中心に、政治とアートの複雑かつパワフルな関係を扱っています。
2025年1月26日に立教大学で授賞式が開催され、各課題の最優秀賞作品の上映と合評が行われました。おふたりが翻訳した字幕付きの動画はYouTubeチャンネル:デモクラシーナウJPで見ることができます。
◆『課題6 映画「関心領域」プロデューサーが語るホロコースト、ガザ私たちを隔てる壁(2024 03.05放送 10分)』
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〇安井すみれなさんのコメント
映画産業に興味を持っていたのと、現在の国際情勢を理解したいという気持ちから、この課題を選びました。翻訳作業を通じて、今起きている事象の根底となる歴史や外交関係について学び、考えを広げることができたと感じています。また、字幕作成にはバックグラウンドとなる情報のリサーチが非常に重要であることを学びました。今後は字幕作品を対象にし、文化の違いが翻訳に与える影響について研究を進めていきたいです。
〇南 空澄さんのコメント
映画を見るのがとても好きなのと、翻訳作業を通じて今起きている問題の根底となる歴史を学びたくて、この課題を選びました。字幕作成では、プロデューサーが話す際の特徴が伝わるように工夫して翻訳しました。作品のメッセージから日常生活を送る上での考え方に影響を受けたと感じています。現在翻訳ゼミに所属しており、今後は異なる文化間での共通認識を用いた翻訳について研究したいと思っています。