レポート・論文・発表資料の書き方、作り方に困った際の「ライティングラボ」

こんにちは、理論上の総空き時間と体感上の総空き時間との間のギャップに悩まされています、院生(M1)の野元です。今回は、文章執筆・資料作成に困った方々のための駆け込み寺「ライティングラボ」を紹介します。

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ライティングラボとはどんなところでしょうか? 数か月前からライティングラボのチューターを担当しているのですが、来室数と同期生の反応から察するに、知名度はあまり高くないようです。ライティングラボは、学生が文章執筆や資料作成で分からないことがあったときに、大学院生に相談できる場所です。授業の提出物のほか、志望理由書等についてもサポートしています。一部を除き、各キャンパスに専用の部屋が設置されており、オンラインでの指導も受け付けています。公式サイトだけでなく、SNSも運用されているので、セミナーの案内などをいち早く受け取りたい方は登録しておきましょう。

公式サイト: https://www.kansai-u.ac.jp/ctl/labo/
Twitter: https://twitter.com/writinglabo
Instagram: https://www.instagram.com/kuwlabo/
Facebook: https://www.facebook.com/1561415577518309/

さて、公式サイトの動画でも説明されていますが、ラボでは基本的に添削はしません。提出課題の要件や、作成中の提出物の出来具合などを確認しながら、相談者と一緒になって、どうすれば作業をスムーズに進められるか、提出物をより良いものにできるか、といったことを考えるのが、ライティングラボでの進め方です。ラボで相談を受ける場合、まずは、TEC system( https://tecfolio.kansai-u.ac.jp/ )を利用して事前に予約をしてもらいます。必要事項を記入、提出物のデータを添付するなどして予約を完了させましょう。あとは、1コマ40分の中で、ラボのチューターと相談しながら、提出物の完成を目指すことになります。なお、オンラインでの相談の場合は、事前予約なしでの相談も受け付けています。

ライティングラボでは、主に文章構成の考え方について伝えています。慣れないテーマについて一人で書いていると、どうしても内容に偏りが出来てしまったり、論理展開があやふやになってしまったりしてしまうこともあると思います。やはり、ラボで相談を受けに来る方も、そういったケースが多いです。そういった場合、相談者の思いや考えを、できるだけ忠実に言語化したあと、ラボに用意されている解説書を使うなどしながら、一緒に、その内容を課題に落とし込んでいく作業をすることになります。細かい進め方についてはケースバイケースですが、何かひとつでも「おみやげ」を持って帰ってもらえるよう意識して、アドバイスしています。

また、ラボでは作成途中であったり、「1文字も書いてない」というような状況であったりしても相談が可能です。どこで詰まっているのか、どのようにすれば解決できそうか、提出締め切り日までにどんなスケジュールで進めれば良いのか、など、ライティングに関する様々な相談ができます。相談内容によっては、チューターの専門外になることも多々ありますが、専門外だからこその視点で、アドバイスを受けるチャンスかもしれません。気になったことはとりあえず聞いておくと良いでしょう。内容・レベルに関係なく、利用してもらえればと思います。

学生生活を送る中で文章執筆・資料作成に困ったら、ライティングラボに来ましょう。思考を言語化する段階から細かい推敲、デザイン的な調整まで、幅広くサポートしています。分からない部分について、一緒に調べ、確認し、課題に落とし込みながら、主張を伝える技術を学ぶことができます。ちなみにライティングラボで教えてもらえる内容は、LMSの公開コース「ライティング力を高めて、いいレポート・卒論を書こう!」でも学べます。主にレポートの執筆に特化していますが、基本的な部分は、そのほかの文章/資料作成にも役立つものばかりです。ぜひ、こちらも利用してもらえればと思います。