ゼミ対抗ソフトボール大会と僕の研究

執筆者 奥村ゼミ4回生 河村勇汰

12月3日、ゼミ対抗でソフトボールをしました。

奥村ゼミのほとんどは野球やソフトボール経験者ではありませんでしたが、ヒットもたくさん出て、守備でもファインプレーがあり、非常に盛り上がりました。

学生よりも先生方が本気だったようにも見えましたが・・・

基本的に学外でのゼミ活動は、研究発表会やプロジェクトの参加など、研究に関するものが多いため、スポーツを通して親睦を図るというのは新鮮な感じがしました。とてもよい息抜きになりました。

ゼミ対抗ソフトボール大会は亀井ゼミ主催で毎年行われています(事実関係確認中)。おそらく来年度も行われるはずです。ぜひ参加してみてください。

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誰よりもハッスルして、最後にはドロドロになって帰られた我らが奥村先生です

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奥村ゼミで記念写真

とはいえ、僕も4回生でそろそろ卒業ということで、翌日には卒業研究の打ち合わせをしました。

この時期に紹介するのは遅いかもしれませんが、僕は「過去の災害における観光客の犠牲」というテーマで研究を進めています。

この研究を始めた理由は、僕が3回生の頃に江戸時代末期に発生した「善光寺地震」(歴史が好きな方は興味を持てると思うので、ぜひ調べてみてください)という地震について調べた際、多くの観光客が死亡したという事実を知り、関心を持ったからです。

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善光寺地震(1847年)でできた「天然ダム」が決壊する様子

災害報道で「〇〇人死亡」というのはよく見ますが、「観光客◯◯人死亡」という風に観光客に限定したものはあまり見かけません。そのためか、善光寺地震で多くの観光客が犠牲になったという記述に目が留まり、関心を持つようになりました。

「観光客」に注目した防災対策によって、従来の防災対策で手詰まりになっている問題が解決するかもしれないと考え、このテーマで卒業研究をしようと決めました。

これまでの研究で「過去の災害における観光客の犠牲」が少しずつクリアーになってきました。しかし、対策を考えるまでには至っていません。私の研究成果は今後この種の研究に取り組む方には非常に有用だと思います。なぜなら、過去の実態把握だけでも大変だったからです。多くの方々に僕の成果を活用していただき、この研究を発展させ対策にまで繋げてもらいたいと、ソフトボールでできた筋肉痛と闘いながら今もがんばっています。

僕は、社会安全学部に入学してから奥村ゼミに入るまで、特にやりたいテーマもなかったので、それを見つける手助けをしてくださった奥村先生にとても感謝しています。

とても面倒を見てくださる先生なので、「やりたいこともなくて、卒論も心配だ?」という人はぜひ、奥村ゼミに入ることをおすすめします。