新着情報

2014.11.05

【BestA2014レポート】4週間コースのプログラムが無事に終了しました!

イギリス北部ヨーク市に夏休みの期間滞在し、そこで実践的なビジネス英語を学ぶBestA(ベスタ : Business English Study Abroad の略)プログラム・4週間コースが行われました。ヨーク市には8月22日から9月17日にかけて約4週間滞在し、その帰国後、10月22日に事後授業としての研究発表会を行い、全日程が無事に終了しました。

BestAプログラムは、ビジネス英語の学習に特化した商学部独自の留学プログラムで、これまでもヨーク市内で実施されてきました。このように伝統のあるBestAプログラムですが、昨年度に大きな改編を行い、派遣先大学をそれまでのヨーク・セント・ジョン大学から、同市で最大規模を誇る総合大学のヨーク大学に移し、プログラム全般の充実を図りました。ヨーク大学で実施されるBestAプログラムは今年で2年目になります。昨年は、ヨーク大学での実施が初年度ということもあり、やや手探りの中での試行錯誤の実施になりましたが、今年度はその教訓を活かし、より充実したプログラムになったと自負しています。

以下では、BestA4週間コースの内容と現地での雰囲気を写真を中心に振り返りながら、このプログラムに関心のある学生、ご父兄、学外の受験生、関係者に内容をご紹介させて頂きたいと思います。

 

*************************************

1.イギリス入国まで

8月20日、関西国際空港10:30発KLM868便にて目的地ヨークへ。当日は一人の遅刻者もなく、途中のオランダでの乗り換えや、イギリスへの入国審査(passport control)もスムースに終了。長旅の疲れや時差ボケをものともせず、キャンパス内の寮に元気にチェックイン。今年のBestAの出だしは好調だ。

イギリス行きKLM機内の様子。未だ見ぬYorkに心が躍る (イギリス行きKLM機内の様子。未だ見ぬYorkに心が躍る)

 

2.ヨーク大学にて

ヨーク大学の初日は、オリエンテーションとキャンパス・ツアーを実施した。大きな池に鴨や白鳥が遊ぶ広大なキャンパスと豊かな自然に驚きながらも、ここで一ヶ月間学べる素晴らしさを実感した。

 大学の象徴となっている学内最古の建造物、Heslington Hall前で記念撮影 (大学の象徴となっている学内最古の建造物、Heslington Hall前で記念撮影)

 

3.いざヨーク市内へ

ヨーク大学キャンパスから市内への移動は、バスを利用した。この日は、ヨーク大の先生に教わりながら切符の購入に初挑戦。ビジネス・プロジェクトなどで市内に通うのに頻繁にバスを利用するので、乗り方に熟知しておかなければという緊張感がみなぎっていた。

図書館下のバス乗り場から、市内を目指すBestAの学生たち (図書館下のバス乗り場から、市内を目指すBestAの学生たち)

 

4.Whitbyへフィールド・トリップ

9月4日、日頃の教室内での英語学習のリフレッシュも兼ねて、ヨーク市近郊のWhitbyという小さな港町までフィールド・トリップを行った。この町は、小さい割にはイギリス国内でも有名な町で、それもそのはず、あの探検家トーマス・クックが生まれ育った町として知られている。フィッシュ&チップスが有名なレストランでランチを取った後、自由散策。多くの学生が、丘の上にある修道院まで登り、のんびりとした一日を楽しんだ。

Whitbyの歴史とトーマス・クックについて説明するTudor先生 (Whitbyの歴史とトーマス・クックについて説明するTudor先生)

5.トラベル・プロジェクト

BestAプログラムの中でも、トラベル・プロジェクトは人気が高い。これは、イギリスの観光地を実際に訪れて、その魅力を第三者に効果的に伝える英語プレゼンテーションの課題だ。ロンドン、リバプールなど、魅力的な観光地が紹介されたが、中には旅の失敗談なども報告されて、楽しめる発表会となった。

イギリス有数の観光地、湖水地方の様子を説明する学生たち (イギリス有数の観光地、湖水地方の様子を説明する学生たち)

 

6.ビジネス・プロジェクト

BestAプログラムで最も力を入れている課題が、このビジネス・プロジェクトである。学生は、ヨーク市内に出向き個性的なお店を探してアプローチし、英語でインタビューを行う。そのお店の魅力や強み、弱みをビジネス的視点からまとめ、そのビジネスを日本に持ち込んだ場合の課題と展望について分析し、英語でプレゼンを行う。ヨーク大学の学生からコメントを受けてビジネス・プランを練り直し、完成度を高めていく。このプロセスが繰り返されるにつれて、英語力はもとより、実際のビジネスを見つめる視点も向上していく。

 

ヨーク大学の学生の前でビジネス・プランを説明する学生たち (ヨーク大学の学生の前でビジネス・プランを説明する学生たち)

 

7.パブでの語らい

ヨーク大学での生活は、単にビジネス英語を勉強するだけではない。課題を終えて時間的にも精神的にも少し余裕ができた時には、大学近くのパブに繰り出すこともある。イギリスと言えばパブ、切っても切り離せないイギリス文化だ。時には、先生も飛び入り参加してくれて会話が弾み、教室の授業の時とは違う一面を垣間見ることもできた。

大学近くのパブで飲んでいると、Tudor先生が飛び入り参加 (大学近くのパブで飲んでいると、Tudor先生が飛び入り参加)

 

8.フェアウェル・パーティー

長いと思っていた4週間もあっという間、9月16日夜には修了式も兼ねて、ヨーク大学内の食堂でFarewell partyが開催された。ホームステイでお世話になった家族の方々も招待されて、一ヶ月間お世話になったお礼と、別れを惜しんだ。

 

ホームステイでお世話になった人たちを招き、お礼を込めてお別れパーティー (ホームステイでお世話になった人たちを招き、お礼を込めてお別れパーティー)

 

9.事後授業:日本を売り込め

帰国して一ヶ月ほど経った10月22日、事後授業の一環としてビジネス・プランのプレゼンを英語で披露した。「クールジャパンをイギリスに売り込め」が事後授業の課題として課されており、イギリスに滞在した経験から日本独自のビジネスをイギリスでヒットさせようと、ビジネス・プランを紹介するものだ。6グループがそれぞれオリジナルなプランを披露し、中には本当に売り込みたくなるような現実的な興味深いプランが披露された。

 

ビジネスプランの発表。このグループは古着ビジネスを推奨していた (ビジネスプランの発表。このグループは古着ビジネスを推奨していた)

 

*******************************************

なお、BestA2014・1学期コースは現在、イギリスのヨーク大学でプログラムを受講中です。

 

☆写真をクリックすると大きく表示されます。

 

写真および記事提供 : 商学部 小井川 広志教授 (10月よりBestA委員会委員長)

新着情報一覧に戻る

  • Banner
  • Banner
  • Banner
  • Banner
  • Banner
  • Banner
  • Banner
Back to Top