新着情報

2013.11.07

Mラボ課題解決ラボ 2013において、関西大学商学部西岡ゼミがグランプリと3位、荒木ゼミが準グランプリを獲得しました!

  関西大学商学部荒木ゼミと西岡ゼミでは、Mラボ「課題解決ラボ」に取り組んでいます。

「Mラボ課題解決ラボ 2013」には、兵庫県内外10大学13ゼミの約200人が参加し21チームに分かれて県内13企業から出された課題について調査研究した結果を2013年10月19日(土に神戸ハーバーランドスペースシアターにおいて公開のプレゼンテーション大会を行い、商品の開発や販促方法などを提案しました。
  審査の結果、関西大学の西岡ゼミと荒木ゼミが上位3位を独占しました!

  Mラボ「課題解決ラボ」は、企業と大学生のマッチングを目指すMラボの中核事業で、神戸新聞と兵庫県の共催で実施され、Mラボの「M」は、マッチング、マネジメント、マーケティング、マーチャンダイジングなどの頭文字のM、「ラボ」は「実験室」の意味を込めています。

  企業の課題解決に大学ゼミがゼミの専門性を生かして解決案を作成する「実践型インターンシッププロジェクト」で、商品開発や販売戦略、マーケティング分析など企業から出された課題を、大学ゼミと企業の若手社員や担当者が協力して調査研究し、テーマ(課題)は、ゼミの研究活動における専門的知見を踏まえたうえで設定されます。「企業に深く入り込み」、「ゼミの専門性を生かしながら」調査研究を進めていくことがMラボの大きなポイントとなっています。

 <グランプリ>
  グランプリを獲得した商学部の西岡ゼミがの取り組んだ課題は、オリバーソース(神戸市)が2013年3月に発売した「しょース(しょうゆ風味のあっさりお好みソース)」について、「しょースの現状を見直し、オンライン媒体を通じて価値共創を行い、しょースの認知度を上げる」でした。

  西岡ゼミ生は「新調味料として売り出したいのに対し、消費者は『変わった味のソース』だと感じている」と認識の相違があることに着目。まず「新しい調味料」のイメージを発信するため「あなたの食卓に新たな楽しみを 料理の幅が広がります」というコンセプトをつくり、次にターゲットを「新婚から小学生の子どもを持つ主婦層」に設定し、「まず価値を知ってもらう」ために、料理教室の総合情報サイトを通じ全国の料理教室で「しょース」を使ってもらうことを提案、さらにその生徒たちに、しょースを使ったレシピを、日本最大の料理レシピサイトに投稿してもらうことで「価値を伝えてもらう」ことを提案しました。
  ターゲットを的確に設定し、綿密な調査、行動力が評価されました。

  

<準グランプリ>
  準グランプリを獲得した商学部荒木ゼミは、「明興産業(株)様nお蔵入り商品の改善案を提案しよう」という課題に取り組みました。
  明興産業(神戸市)はさまざまなアイデアを形にした自社商品を数多く送り出しているものの、売り上げにつながっていないものもあり、荒木ゼミはその中で、傘を閉じた後にしずくがたれるのを防ぐ取り外し式の傘カバー「あっぱれ」(525円)を取り上げ、「BtoC(消費者向け)」「BtoB(企業向け)」の両面で改善案を考え、BtoBでは、百貨店やショッピングモールや書店などをターゲットに、購入した企業の広告をカバーにつける「あっぱれ」を持参するとポイントが付くサービスの提供―などを提案。BtoCではビニール傘とのセット販売を提案。アンケート調査に基づく価格設定や競合製品を考慮した販売戦略などに評価が集まりました。

  

<3位>
  3位に入賞した商学部西岡ゼミは、「米ぬか化粧品に関するマーケティングリサーチ」という課題に取り組みました。
化粧品・医薬部外品製造販売のリアル(神戸市)の中核商品、米ぬかの「純米シリーズ」について「保湿の効能が最も生きるのは20代」と位置づけて、ターゲットに対するインタビューを基に、「オンライン」のSNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)と「オフライン」のドラッグストアの相乗効果を狙うことを考えた販売促進策を考えました。
  SNSでは、使用者の感想や裏技を、テーマに沿って投稿してもらうなどして情報量を増やし、そこで投稿された口コミを店内のポップ広告にして紹介し、さらに店頭で見た顧客をSNSに誘導するというサイクルをつくることで、商品の価値を伝える仕組みを提案しました。

  

情報提供 : 商学部 荒木 孝治教授・西岡 健一准教授

新着情報一覧に戻る

  • Banner
  • Banner
  • Banner
  • Banner
  • Banner
  • Banner
  • Banner
Back to Top