2024年4月25日(木)に、関西大学尚文館502講義室において、英国リーズ大学法学部准教授のレオポルド パラダ(Leopoldo Parada)氏を講師に、滋賀大学経済学部准教授の金山知明氏をコメンテーターにお迎えし、商学部主催の招へい研究者講演会を開催しました。
「The Future of International Tax Law (邦題:国際課税の方途) 」という演題で、デジタル社会がもたらした国際課税制度の変容について、最新の国際議論を踏まえてご講演いただきました。
講師のParada氏
コメンテーターの金山氏
多国籍企業による課税ベースの浸食と軽課税国への利益移転という国際課税上の最重要課題、その対応策としてOECD(経済協力開発機構)が提案し約140の国・地域が合意した内容、その実施段階での先進国と開発途上国の立場の違いから生じる問題、そして、国連の動きも含めた今後の国際課税の方向性について、詳細に解説していただき、参加者も熱心に聴き入っていました。