商学部海外ビジネス英語プログラムBestA(Business English Study Abroadの略)4週間コースがコロナ禍を経て4年ぶりに始まりました。4週間コースは、8月12日から9月4日までの約一ヶ月間、英国・ヨーク市にあるUniversity of Yorkにて、全くの日本語なしの厳しい環境下で、英語でビジネスを学んでいきます(本年度は約3ヶ月間の一学期コースは不開催)。
現地レポートをご紹介します。
今回は関西空港発、ドバイ経由でマンチェスター空港へ。さっそく迎えのバスに乗ってヨーク大学に向かいました。
ヨーク大学のDerwent Collegeが今回の学生寮。到着時の記念撮影。皆さん、長旅お疲れ様でした!猛暑で湿度の高い日本に比べると気温は20~25度。夜は肌寒いぐらい。
寮は個室で、部屋にはベッドや机、洗面台がありますが、トイレやシャワーは共用です。でもトイレの数やシャワー室の数は割と沢山あります。あと、各部屋に寝具やキッチン用品が新品で揃えられていました。
これが個室に置かれていた段ボールの中身です。新品の食器とフライパン、鍋など。食材はもちろん各自調達が必要なので、少しだけ日本から持っていくと到着初日、二日目は便利かもしれません。
シャワー室。バスタオルは各部屋にありました。シャンプー、コンディショナー、ボディソープなどは各自調達が必要です。
共用のダイニングルームです。冷蔵庫も共用で2台あります。各自の食材には記名必須!
キャンパスには、小さなスーパーマーケットもありますが、営業時間は平日だけで遅い時間まではやっていません。キャンパスが大きいので、近くの店やレストランまでも歩くと結構時間がかかります。そんなときに便利なのが市内中心地とキャンパスを行き来するバス。66系統と67系統があって15分おきぐらいに出ています。
コース初日は、オリエンテーションがあります。プログラムや生活についての基本的な指示がありますから、全身を耳にして聞く必要があります。
Google classroom などITを活用した授業です。PCやスマホ等は必携です。
早速に課題を与えられてグループ・ディスカッション。学生同士の会話も全て英語です。もちろんヨーク大学の教員がサポートしてくれます。
ゲームアプリを使ったクイズ形式の授業もあります。各自のPCで答えてポイントを競います。
初日午後は、キャンパスツアーです。ヨーク大学の大学院生がキャンパス各所を説明して回ってくれました。あいにく当時は雨でした。ヨークの天気は変わりやすく、雨が降ることもよくあるので、雨具も必須です。かばんも防水が効くものがいいと思います(PCなど濡らさないためにも)。ちなみに、翌日は素晴らしく良い天気でした!
キャンパスツアー出発時は小雨だったのです。Derwent College前にて。
学生センター前にて。学生生活で何か問題あったら相談できます。
こうして、BestAの4週間コースは始まりました。これから、マーケティング入門や戦略分析、企業ケーススタディなどビジネス関連の授業、ヨーク市内見学やイギリスの生活や食事など文化に関する授業、日英企業のビジネスについて調査、分析、英語でプレゼンテーションをするビジネス・プロジェクト、現地学生との交流を深めるソーシャル・アクティビティ、さらにはLeeds市にあるイギリスの老舗大型小売店Marks & Spencerの資料館を訪れたり、ヨーク近郊の広大な庭園のある邸宅を中核とした観光スポットCastle Howardを訪問したりと、びっしりハードですが、とても楽しみなカリキュラムが続きます。
最後に、ヨークの市内の様子を少し紹介しておきます。ヨーク市内中心部には、キャンパスからバスで約10分程度です。ヨークの市内中心部は、小さくまとまっており1時間もあれば一周できます。しかし、小さな路地が入り組んで沢山の素敵な店が一杯です。人も一杯です。というのも、イギリスでも有数の観光地なのです。有名なのがヨーク・ミンスターという大聖堂やShamblesというハリーポッターのダイアゴン横丁のような路地ですが、他にも見どころ一杯です。
かつてあったヨーク城の名残のクリフォードタワー(上)とヨーク・ミンスター
有名なシャンブルズ(上)とその他の通りにも可愛らしい店が沢山!
市内中心部を流れる川には建物が映って美しい(上)。市内中心部はかつて城壁に囲まれていました。今も一部が残っていて眺めの良い素敵な散歩道となっています(下)。
鉄道王国イギリス最大の鉄道博物館がヨーク駅の近くにあります。歴史的に大変貴重な車両が多数展示されており、鉄道ファンはもちろんのこと、そうでない人もぜひ訪れてもらいたい施設です。
以上
記事提供:商学部 原 拓志教授