関西大学商学部主催「国際ジョイントPBLプログラム」eJIP (イージップ:Joint International PBL in English)は、プロジェクト実践力と異文化適応能力を磨くために、商学部の学生と海外の大学の学生とがチームを組み、英語を共通言語として社会的課題の解決にとりくむ全く新しいプログラムです。
このプログラムの第1弾が、関西大学の協定校であるメキシコのモレロス州自治大学(UAEM)の学生とチームを組んで、3.11被災地・陸前高田の農業女子と産地直売所の魅力を発信する「国際ジョイントPBLプログラム@陸前高田」eJIP.jpです。
8月上旬に千里山キャンパスでのオフサイト学習、8月下旬から9月上旬に陸前高田市でのオンサイト学習(フィールドワークとプレゼンテーション)を行いました。このプログラム(eJIP.jp)には、関西大学商学部1年次生6名、モレロス州自治大学学生3名の計9名が参加し、衰退する陸前高田の「農業女子を増やすためのケースブック」づくりに取り組みました。
今回のeJIP.jpメンバーとなった関西大学とモレロス州自治大学の学生たち
8月26日には、陸前高田市内の震災遺構(震災によって壊れた建物など被災の記憶や教訓を後世に伝える構造物)と復興状況を視察しました。学生たちは、思ったほど復興は進んでいないことや、復興工事に対する陸前高田市民の思いは一様でないことを知りました。
陸前高田市内の震災遺構と復興状況を視察
この取り組みの様子は『岩手日報』にも取り上げられました。
⇒<「被災地の農業発信へ、メキシコと関西大の学生、復興工事現場で研修」『岩手日報』2016年8月27日23頁>に掲載されました。
記事・写真提供 : 商学部 長谷川 伸 准教授