キャンパスライフ

関西大学商学部学術講演会〔5月19日近藤典彦氏〕を開催しました!

  2016年5月19日(木)10:40~12:10に、会宝産業株式会社 代表取締役会長 近藤典彦氏を講師にお招きして、商学部学術講演会を開催しました。

講師の会宝産業株式会社 代表取締役会長 近藤典彦氏

  石川県金沢市で自動車リサイクル業を営む会宝産業㈱は、途上国を中心に80ヵ国へとグローバル展開しています。
  この会社を一代で築き上げた近藤会長が目指すのは、「地球上を走る12億台の車を無駄なく再利用できるビジネスモデルを構築する」こと。
  いわゆる静脈産業の輪を世界にまで広げようと、近藤会長や社員は世界中を飛び回っています。

講師の会宝産業株式会社 代表取締役会長 近藤典彦氏   講師の会宝産業株式会社 代表取締役会長 近藤典彦氏

  近藤会長は、お金儲け第一主義で環境問題を考える余裕がない途上国の状況をつぶさにみて、動脈産業と静脈産業のバランスのとれた経済発展をサポートする必要性を強く認識します。
  また今、途上国において静脈産業を構築していくことは、地球環境問題上必要不可欠であるだけでなく、大きなビジネスチャンスでもあると述べられました。
  途上国での自動車リサイクル・ビジネスに関しても、同業他社は、言葉、商習慣、貿易実務といったさまざまなハードルを嫌がって皆踏み出さないでいたところ、会宝産業は「皆が嫌がること、やらないことに挑戦する」心意気で、途上国へ進出したそうです。
  途上国への進出だけでなく、業界初、世界初の経営実践を重ねて、会宝産業の今があります。

講演会の様子   講演会の様子

  業界連携とさらなる社会貢献(人材育成等)を目指して設立したNPOや、PAS777(公開仕様書)・KRAシステムから成る世界規模の自動車リサイクル・ネットワークに関するご説明とともに、挑戦し続ける企業であり続けるための経営理念と組織運営についても丁寧にお話してくださいました。
  お話のところどころに、学生たちへのエールが込められていて、商学部生を中心とした約500人の聴講者は食いつくように聞いていました。

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  「自立した人間づくりはとても大切なこと。自立した人間同士は、安心してお付き合いすることができる。会社でもそれは同じこと。」といった言葉に代表されるように、近藤会長の数々のメッセージは、これからの社会を担う学生たちに強く響いたと思われます。

  質疑・応答についても、大変活発に行われました。
  質疑・応答の様子

☆写真をクリックすると大きく表示されます。

記事提供 : 商学部 横山 恵子教授

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