5月24日(火)、兵庫県加古郡播磨町にある兵神ファームにおいて実施された「被災地に野菜を送ろうプロジェクト」に、商学部長谷川ゼミの学生3名が、本学の社会学部大西ゼミ生32名とともに参加しました。
「被災地に野菜を送ろうプロジェクト」とは、東日本大震災の被災地に兵神ファームで水耕栽培された新鮮な野菜を届けるボランティア活動です。
兵神ファームは、兵神機械工業株式会社が社会・環境活動の一環として行っている事業のひとつで、休耕田の有効利用、日本の食料自給率の向上、そして近年農家離れしている若い世代を呼び戻すために、様々な研究開発を行ってます。
船舶機器メーカーとして長年培ってきた兵神機械工業株式会社の技術を生かして、ビニールハウスでの水耕栽培装置の製造・研究をし、収穫した野菜は近隣の直売所などでも販売しています。
兵神機械工業株式会社の友藤社長が、かつて自らの阪神淡路大震災の経験から、社会貢献したいという思いで始まった兵神機械工業と大西ゼミのプロジェクトです。
今回は、水耕栽培された段ボール箱80個分の小松菜・水菜・ほうれん草の収穫、下葉処理、計量、袋詰め、箱詰め作業を行いました。
この野菜は被災地に送られ、日本財団の手配により、宮城県山元町では特定非営利活動法人ADRA Japanに、石巻市ではピースボートに、気仙沼市では公益財団法人シャンティ国際ボランティア会(SVA)にそれぞれ渡され、被災者に提供する食事のために使用されます。
参加した学生は、「被災地に行かなくても被災者のためにできることがあると思い、このボランティアに参加しました。作業は大変でしたが、少しでも被災者の力になりたいと頑張りました。」と話していました。
【写真提供】 関西大学商学部長谷川ゼミ