関西大学法科大学院
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2021/11/29

森宏司教授が書籍を刊行しました。

実務家教員の森宏司教授が、この度書籍を刊行しましたのでお知らせします。

森宏司・中本敏嗣・小野憲一・森純子 編『争点整理の手法と実践』(民事法研究会)

「争点整理手続とは、民事訴訟において、証拠調べが必要な争点を明らかにする手続であり、現在の訴訟運営の中核となっています。この際、審理の着地点までの方向を見立て、終局までの過程を予想して進まないと、事件は漂流し、無駄な作業ばかりしてしまうことになります。しかし、複雑な事情が絡まりあっている多様な紛争において、事件処理の最終局面までの法的あるいは事実認定プロセスを推測して、誤りなく進行させ、早期に真の争点を発見することは決して容易ではありません。そのため、多くの実務家にとって、とても難しい課題となっています。

 本書は、予め、争点整理の道筋を想定できるような「マップ」を目指して企画した実務書です。紛争類型ごとに、紛争の特徴や留意点を押さえ、具体的かつ実践的な「見通し予測型」方法論を考察し、解説しています。」
(編者:森宏司)