2025年度学生募集要項の内容を抜粋して掲載しています。出願にあたっては必ず最新の学生募集要項を確認してください。なお、法曹コース特別選抜入学試験〔5年一貫型教育選抜〕の学生募集要項については大学院入試グループへお問い合わせください。
学生募集要項・パンフレット法曹コースについて
法曹コースとは、法学部等を設置する大学が、法科大学院と連携して法科大学院の法学既修者コースの教育課程と一貫的に接続する体系的な教育課程を編成し、法曹志望者や法曹の学修に関心を有する学生に対して、学部段階からより効果的な教育を行うものです。
法曹コース特別選抜入学試験概要
本法科大学院への進学を強く希望する法曹コース修了(見込)者を対象に、法曹コース特別選抜入学試験を行います。
なお、3年次に在学する者は早期卒業制度の要件を満たす必要があります。
また、法曹コース特別選抜入学試験に合格した者は、全員が関西大学法科大学院給付奨学金の対象者となります。
併願について
<法学既修者コースと法学未修者コースの併願について>
「卒業見込者特別入学試験」および「一般入学試験」はそれぞれの入試種別内において、「法学既修者コース」と「法学未修者コース」の併願が可能です。
法学既修者コースと法学未修者コースの併願者は、まず法学既修者コースにおいて合否審査を行い、そこで不合格となった場合のみ、次に法学未修者コースの合否審査を行います。
つまり、併願者が両コース同時に合格することはありません。3年かけて基礎から着実に学修することを希望する場合は、出身学部や経歴にかかわらず、法学未修者コースを専願で受験することをおすすめします。
<法曹コース特別選抜入学試験〔開放型〕と卒業見込者特別入学試験との併願について>
「法曹コース特別選抜入学試験〔開放型〕」は、「卒業見込者特別入学試験(法学既修者コース・法学未修者コースの一方または双方)」との併願が可能であり、合否審査はそれぞれの入試種別で行います。したがって、法曹コース特別選抜入学試験〔開放型〕、卒業見込者特別入学試験(法学既修者コースまたは法学未修者コース)ともに合格することがあります。
<法曹コース特別選抜入学試験〔5年一貫型〕と一般入学試験との併願について>
「法曹コース特別選抜入学試験〔5年一貫型〕」は「一般入学試験(法学既修者コース・法学未修者コースの一方または双方)」との併願が可能であり、合否審査はそれぞれの入試種別で行います。
したがって、法曹コース特別選抜入学試験〔5年一貫型教育選抜〕、一般入学試験(法学既修者コースまたは法学未修者コース)ともに合格することがあります。
※ いずれの併願においても、一方の入学試験の結果が他方の入学試験の結果に影響することはありません。
審査方法・時間割
書類審査
〔5年一貫型教育選抜〕および〔開放型選抜〕
学業(学部)成績をもとに計算した得点結果(150点満点)をもって、書類審査の得点とします。
筆記試験・面接試験
〔5年一貫型教育選抜〕
面接試験のみ実施します。
試験時間 | 科目 | 試験内容 | 配点 |
---|---|---|---|
15:30~(1人約15分) | 面接 | 法曹コースでの勉学状況等に関する質疑を行い、 司法試験合格に向けての基盤的能力を評価します。 |
50点 |
〔開放型選抜〕
筆記試験(法律科目試験)と面接試験を実施します。
なお、法律科目試験は、同日に行う卒業見込者特別入学試験の法学既修者コースと共通の出題により、同一時間帯に実施します。
試験時間 | 科目 | 出題範囲・試験内容 | 配点 | |
---|---|---|---|---|
10:00~11:30(90分)※ | 民法 | 民法全般 | 主として、代表的かつ基本的な論点に関し、 法文および判例通説の理解ないし その応用能力を問う論述式試験とします。 |
100点 |
商法 | 商法全般 | 50点 | ||
12:30~13:30(60分) | 憲法 | 憲法全般 | 100点 | |
14:00~15:00(60分) | 刑法 | 刑法全般 | 100点 | |
15:30~(1人約15分) | 面接 | 法曹コースでの勉学状況等に関する質疑を行い、 司法試験合格に向けての基盤的能力を評価します。 |
100点 |
※ 民法と商法は同じ時間帯に試験を実施しますが、出題と採点は科目ごとに行います。
- 注1 試験当日は、「受験票」(ダウンロードのうえ、A4サイズで印刷)を必ず持参してください。
また、法曹コース特別選抜入学試験〔5年一貫型教育選抜〕と一般入学試験、法曹コース特別選抜入学試験〔開放型選抜〕と卒業見込者特別入学試験を併願する場合は、入試種別ごとに受験票を発行しますので、試験当日は、両受験票を持参してください。 - 注2 すべての科目において、持ち込みは一切不可です。
ただし、筆記試験(法律科目試験)については、本法科大学院において準備した六法〔ポケット六法(有斐閣)〕の参照を許可します。 - 注3 筆記試験(法律科目試験)のいずれか1科目でも基準点に抵触する場合(得点が配点の30%未満となる場合)は、合計得点に関係なく、原則として不合格となります。
- 注4 面接試験の得点が著しく低い場合は、合計得点に関係なく、不合格となることがあります。
また、卒業見込者特別入学試験もしくは一般入学試験(法学未修者コース)と併願する場合の面接は、17:00以降に両入試種別併せて同一時間帯に実施します。