2025年度学生募集要項の内容を抜粋して掲載しています。出願にあたっては必ず最新の学生募集要項を確認してください。
学生募集要項・パンフレット卒業見込者特別入学試験概要
本法科大学院への進学を強く希望する優秀な大学卒業見込者(早期卒業見込者を含む)を対象に、卒業見込者特別入学試験を行います。
なお、飛び級での受験も認めています。
また、卒業見込者特別入学試験に合格した者は、全員が関西大学法科大学院給付奨学金の対象者となります。
併願について
「卒業見込者特別入学試験」および「一般入学試験」はそれぞれの入試種別内において、「法学既修者コース」と「法学未修者コース」の併願が可能です。
法学既修者コースと法学未修者コースの併願者は、まず法学既修者コースにおいて合否審査を行い、そこで不合格となった場合のみ、次に法学未修者コースの合否審査を行います。
つまり、併願者が両コース同時に合格することはありません。3年かけて基礎から着実に学修することを希望する場合は、出身学部や経歴にかかわらず、法学未修者コースを専願で受験することをおすすめします。
<法曹コース特別選抜入学試験〔開放型〕と卒業見込者特別入学試験との併願について>
「法曹コース特別選抜入学試験〔開放型〕」は、「卒業見込者特別入学試験(法学既修者コース・法学未修者コースの一方または双方)」との併願が可能であり、合否審査はそれぞれの入試種別で行います。したがって、法曹コース特別選抜入学試験〔開放型〕、卒業見込者特別入学試験(法学既修者コースまたは法学未修者コース)ともに合格することがあります。
※ いずれの併願においても、一方の入学試験の結果が他方の入学試験の結果に影響することはありません。
審査方法・時間割
書類審査
学業(学部)成績をもとに計算した得点結果(法学既修者コースは300点満点、法学未修者コースは150点満点)をもって、書類審査の得点とします。
なお、法曹コース修了(見込)者には特別評価として、法学既修者コースは90点、法学未修者コースは45点を加点します。ただし、法学既修者コースの書類審査の合計点が300点を超えた場合はすべて300点として、法学未修者コースの書類審査の合計点が150点を超えた場合はすべて150点として評価します。
筆記試験・面接試験
法学既修者コースは筆記試験(法律科目試験)、法学未修者コースは筆記試験(小論文)と面接試験を実施します。
なお、法律科目試験は、同日に行う一般入学試験の法学既修者コースと共通の出題により、同一時間帯に実施します。
また、小論文は、同日に行う一般入学試験の法学未修者コースと共通の出題により、同一時間帯に実施します。
法学既修者コース
試験時間 | 科目 | 出題範囲・試験内容 | 配点 | |
---|---|---|---|---|
10:00~11:30(90分)※ | 民法 | 民法全般 | 主として、代表的かつ基本的な論点に関し、 法文および判例通説の理解ないし その応用能力を問う論述式試験とします。 |
100点 |
商法 | 商法全般 | 50点 | ||
12:30~13:30(60分) | 憲法 | 憲法全般 | 100点 | |
14:00~15:00(60分) | 刑法 | 刑法全般 | 100点 |
※ 民法と商法は同じ時間帯に試験を実施しますが、出題と採点は科目ごとに行います。
法学未修者コース
試験時間 | 科目 | 出題範囲・試験内容 | 配点 |
---|---|---|---|
15:40~16:40(60分) | 小論文 | 社会一般に関する論説を題材にして、 法曹養成教育を受けるための基盤的能力 (読解力、思考力、文章構成力等) を問う論述式試験とします。 |
100点 |
17:00~(1人約15分) | 面接 | 学部での勉学状況等に関する質疑を行い、 コミュニケーション能力、理解力、表現力などを総合的に評価します。 |
50点 |
- 注1 試験当日は、「受験票」(ダウンロードのうえ、A4サイズで印刷)を必ず持参してください。
- 注2 すべての科目において、持ち込みは一切不可です。
ただし、法学既修者コースの筆記試験(法律科目試験)については、本法科大学院において準備した六法〔ポケット六法(有斐閣)〕の参照を許可します。 - 注3 法学既修者コースの筆記試験(法律科目試験)のうち、憲法、民法または刑法のいずれか1科目でも基準点に抵触する場合※は、合計得点に関係なく、不合格となります。
ただし、商法が基準点に抵触する場合※であっても、合計得点が合格最低点以上であるときは合格となりますが、1年次配当必修科目「法律基本科目A」の「商法」の単位は修得したものとみなしません。
※得点が配点の20%未満となる場合 - 注4 法学未修者コースの面接試験の得点が著しく低い場合は、合計得点に関係なく、不合格となることがあります。