山西研究室所属の武内謙晴さんが情報処理学会第75回エンタテインメントコンピューティング研究会にて研究奨励賞金賞を受賞しました。
受賞研究:
武内 謙晴,山西 良典:マジックの手順構造の学習のための手順構成支援ツールの開発,情報処理学会第75回エンタテインメントコンピューティング研究会,2025年3月
研究の概要:
【問題】
マジックの手順は自然言語によって記述されていることが多く,その内容を読み解いて,自ら手順を構成することは難しい.特に,手順の中の構造の理解と構成は認知的負荷が大きい.
【提案】
マジシャンの行動と演出,観客の期待や観測情報などを手順のステップごとに切り分け,ステップをひとまとめにしたピースを複数作成.このピースの前後の組み合わせを考えさせるしくみを構築することで,複雑なマジックの手順をパズルのように楽しみながら構成可能にする.
【本研究で示したこと】
・ステップごとに切り分けたピースを組み合わせさせることで,マジックの手順を構成可能にした
・ツールを利用したユーザは複数の手順をまとめて一つの関数にするような自発的な学びが観測された
・ノーコードプログラミングのようにマジックを身につけられる可能性を示唆
