ニュース
2024年06月11日
山西研究室の大学院修士2年溝端 華歩さんが、2024年5月26日~30日にスペインのバルセロナで開催された国際会議The Seventeenth International Conference on Advances in Computer-Human Interactionsで発表した研究について、Best Paperを受賞しました。
受賞研究:
Kaho Mizobata, Ryosuke Yamanishi: Analysis and Enrichment of Description in Restaurant Review through Follow-Up Interaction, The International Conference on Advances in Computer-Human Interactions 2024, pp. 94-99, 2024年5月
研究の概要:
【問題】
レストランのレビューには印象が強い事項のみが記載されることが多く、レビューに書かれない要素が多く存在する。
【提案】
大規模言語モデル(LLM)に不足しているレビュー要素を聞き返すことで、レビュアーが気付いていても記述しなかった感想を引き出す
【本研究で明らかにしたこと】
ユーザがレビューに記載する要素の傾向を確認。料理の味や食感を記述することが多く、レストランの様子については記述が少ない。
LLMによって聞き返しを行うことで、レビュアーが最初に記述しなかったレビュー要素を引き出すことに成功。聞き返しによって、レストランの様子などの元来記述が少ない要素を追記させることに成功。