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2024年06月06日

客員教授講演会「2025年大阪・関西万博に向けて私たちに出来ることーダイアログを通して多様な価値観を認め合う 「共創社会」と自由のあり方を探るー」を開催します

以下のとおり、客員教授講演会を開催します。

日時:2024年7月10日(水)13:00~14:30

場所:高槻キャンパス TB301教室

演題:「2025年大阪・関西万博に向けて私たちに出来ることーダイアログを通して多様な価値観を認め合う「共創社会」と自由のあり方を探るー」

講師:ウスビ・サコ 関西大学客員教授(京都精華大学教授・2025年日本国際博覧会協会理事・副会長)

私は日本に住んで33年がたちます。その間、日本社会の様々な変化を経験し、モノフレームの社会でしか通じない「空気を読み」文化などを経験してきました。日本では、教育構造によってひとつのフレームに、みんながあわせようとし、お互いのちがいを楽しむ必要はない社会が作られています。不確定要素の多い世の中にあって、社会の抱えている課題にはひとつの切り口だけでは解決できないはずです。これから最も重要なのは、お互いの違いを認識しながら、「ダイアログ」(対話)を重ね、共創社会の実現に向き合うことです。個々人が自分の生まれ育った地域や環境の文化と向き合い、自分の足元をしっかり見つめた上で、他者との共存・共生を図るものです。

2025年大阪・関西万博『EXPO2025』は世界の人々に再び「共創」のチャンスを与え、世界規模の課題解決の糸口を示してくれる機会であると考えられます。また万博では若者たちが未来社会に触れる機会となり、技術の進歩だけではなく、人間の大切さを、身をもって経験する機会ではあります。今回の講演会では、多様性を重んじる「共創社会」の創造に何が必要なのか、みなさんと一緒に考えたい。

以 上

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