経済学部生による新規開講ゼミ 教員インタビュー~伊藤 高弘 教授 編~

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伊藤 高弘 教授のご経歴やご専門分野を含めて簡単に自己紹介をお願いします

2010年に経済学で博士号を取得し、大阪大学および広島大学に勤めた後、今年の4月に関西大学に赴任しました。専門分野は、「途上国の貧困をどのようになくしていくか」を研究する開発経済学です。一方で、人がなぜ他者を助けたり協力し合ったりするのか、またそのような価値観がどのように形成されるのかということに、もともと興味があり、この6年ほどは研究の軸をそちらへ移しています。

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このゼミではどのようなことを学べますか?
また先生が感じるこの分野の面白さもぜひ教えてください!

私は主に「計量経済学入門」という科目を教えています。ゼミではその延長として、統計学と計量経済学という、社会に出てから役立つ2つの学問を一緒に学びたいと考えています。

先生ご自身が考えるこのゼミの最大の魅力や強みは何ですか?
また、それを実現するために大切にしたいことがあれば教えてください!

基本的に統計学や計量経済学は、座学で知識を学ぶ学問です。しかし、それだけで十分に理解するのは難しいため、できるだけ実践的に学んでほしいと思っています。

ゼミでは4~5人で1組のチームをいくつか作り、実際に研究テーマを設定して調査を行い、統計的な手法を用いてデータを分析する、といった実践的な学習をする予定です。これらの活動を通して、統計学や計量経済学を身に付けられることが、このゼミの強みになると考えています。

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ゼミ活動を通して、学生にどのような力や考え方を身につけて欲しいと考えていますか?

Googleでは、2012年に「プロジェクト・アリストテレス」というチームの生産性について調査するプロジェクトが行われました。Googleには約100のチームがあり、どのようなチームの生産性が高いのかを調査・分析したものです。こうした社内調査を行う際にも、統計・計量分析の力が役立ちます。

統計学や計量経済学を学ぶことで、社会に出た後、社内調査や消費者調査を行う際に実践的に活用できる知識を身に付けてほしいと考えています。

先生はどのような学生と一緒に活動していきたいと考えていますか?
また、どのような雰囲気のゼミにしていきたいですか?

「言われるまで待つ」という学生ではなく、「一緒に考えてアイデアを出し、一緒に取り組んでいく」という学生と活動したいと考えています。そのため、人数はそれほど多くなくてもよいと思っていますが、サロンのように何でも意見を言い合えて、会社のプロジェクトチームのような雰囲気のゼミを作っていきたいです。

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普段のゼミ活動は、どのような形で進めていく予定ですか?
グループワークや発表などがあれば、ぜひ教えてください!

おそらく私のゼミに来る学生は、すでに統計学や計量経済学を履修していると思います。ただ、これらは基礎的な知識がないとなかなか先に進めない学問でもあるので、ゼミの前半ではまず基礎知識を学ぶ時間を設けたいと考えています。後半はグループワークが中心となり、各グループが進捗を発表する機会が多くなります。研究テーマごとにチームをつくり、学内・学外での調査を行います。100名、500名といった規模のデータを集め、「この問題を明らかにするにはどうしたらよいだろうか」と考えながら、学問的なアプローチと実践的な方法の両方を用いて研究を進めていく予定です。

また、2年次の後期、ゼミ生が決まる頃には、昼休みにお弁当を持ち寄って集まる機会も設けたいと思っています。

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このゼミでの活動を通して学生はどのような能力を身につけることができますか?
また、それが将来どのように生かせると思いますか?

会社に入った後、もしデータ分析や調査を担当することになった際に、「すでにゼミで習ったことだ」と思い出し、必要な時に見返すテキストが分かっている、そんな状態になってほしいと思っています。

実際に調査を行う際には、ウェブサイトの設計やサンプリングの仕方など学問的知識が必要になります。そのため、調査設計から、AIを活用した設計、集めたデータの処理方法まで、実践的に身につけてほしいと考えています。

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ゼミ選びをしている2年次生に向けてメッセージをお願いします!

統計学や計量経済学は、数学を使うためすごく難しい学問という印象があると思います。実際、非常に難しい数学も使いますが、意外とその量は多くありません。

必要となる知識は、ひとつひとつが難しく深いものなので、高校まで学んできた数学にプラスアルファの努力をすれば、大学でいうと50~100時間ほどで、プロジェクト・アリストテレスのような調査を実施して分析する力が身につくと思います。

50~100 時間と聞くと長く感じるかもしれませんが、大学の授業でいえば、おそらく5科目ほどで習得できます。「統計学」「経済統計学」や「計量経済学入門」「計量経済学」、「データ分析入門」などの科目は、学生にとってハードルが高く感じられるかもしれません。しかし、こうした知識やスキルは決して一部の人だけのものではなく、100時間程度しっかり勉強すれば十分に身に付けることができます。難しそうという先入観だけで敬遠せず、挑戦してほしいと思います。そして、「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)」として話せる経験を作りたい、大学時代に「実践的なデータ分析を学んだ」と自信を持って言いたい、という学生には是非伊藤ゼミに来てほしいと思っています。

 

【取材・撮影 : 関西大学経済学部ゼミナール協議会 山口、山分、北川、坂上】
Instagramにて先生方の日常インタビューも掲載中!
https://www.instagram.com/keizai_ku.eco
学生によるインタビューの様子はこちらから!

同じく新規開講ゼミの山田宏教授、古田美保教授のインタビューも掲載中!
▶ 経済学部生による新規開講ゼミ 教員インタビュー~山田  宏 教授 編~
▶ 経済学部生による新規開講ゼミ 教員インタビュー~古田 美保 教授 編~

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