経済学部生による新規開講ゼミ 教員インタビュー~古田 美保 教授 編~

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古田 美保 教授のご経歴やご専門分野を含めて簡単に自己紹介をお願いします

専門は「税務会計」という分野です。基本となるのは法人税で、企業の会計利益からどのように課税所得を計算するのか、あるいは法人税にどのような規定があるのかを研究しています。職業でいうと、税理士が一番私の専門分野に近いお仕事だと思います。

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このゼミではどのようなことを学べますか?
また先生が感じるこの分野の面白さもぜひ教えてください!

基本的には法人税を中心に「税金に関することであればテーマは自由」というスタンスをとっています。消費税や所得税など、皆さんも日常的に税金を払っていると思いますが、実際に「どういう根拠でどのように課税されているか」は意外と知られていません。

しかし税金は社会に絶対に不可欠な制度です。税金がない世界を想像してみると、強い人だけが利益を総取りし、弱い人が守られない「弱肉強食」の世界になってしまいます。その状況より納得できる形で課税されて、集まった資金で国が運営されている方が平和だといえます。だからこそ「納得感のある税金とは何か」を学んでほしいと考えています。私の専門は法人税ですが、消費税・相続税・所得税でもいいので、税金に対して、自分が興味をもったことについて探究してもらえばと思います。

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先生ご自身が考えるこのゼミの最大の魅力や強みは何ですか?
また、それを実現するために大切にしたいことがあれば教えてください!

経済学部で実践的に税金を扱っているゼミはあまり多くないように思います。そのため、「税金を専門的に学べる」ということが当ゼミの一番の強みです。税金は生活から逃れられないものであり、納得できる仕組みであるべきですから、そこについて探求できるのは大きな魅力だと思います。 

また会計にしっかり取り組むこともできます。課税所得や税額計算を理解するには「会計(簿記など)」の知識が必要となります。会計と税金のつながりを合わせて深く学べる点も当ゼミならではの特色です。

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ゼミ活動を通して、学生にどのような力や考え方を身につけて欲しいと考えていますか?

納税は法律上の義務ですが、単に「規定を知っている」「計算ができる」よりも、なぜそのような仕組みになるか納得できたり、考えたりすることができるようになってほしいです。税制には理論があり、それに基づいて課税されますが、現実にはさまざまな事情から生じる歪みやルールが存在しています。そのため、「なぜそのようになっているのか」、あるいは「本来はどうあるべきか」を考察できるようになってほしいと思います。

また世の中の不正の多くはお金に関わるもので、正しい会計や税金の知識があれば防げた事例も数多くあります。まずは適切な知識を身につけ、それについて深く考えられるようにもなってほしいです。

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先生はどのような学生と一緒に活動していきたいと考えていますか?
また、どのような雰囲気のゼミにしていきたいですか?

たくさん議論・質問してくれる学生と一緒に活動できればいいなと思います。「知らないこと」を問題にするのではなく、「何を知らないか」を気づくことが大切です。どんな些細なことでも歓迎ですので、恐れず、とにかく質問してほしいです。それについてたくさん意見を交わすことができるゼミにしていきたいと思っています。

普段のゼミ活動は、どのような形で進めていく予定ですか?
グループワークや発表などがあれば、ぜひ教えてください!

活動スタイルは人数に応じて調整します。ある程度の人数がいる場合は、一つのテーマについてグループワークのような感じで進めていきます。少なくとも3年次は一つのテーマについて結論を出す活動を行い、4年次の各自の卒業論文に繋げていきます。

もう少し人数が多い場合は、複数のグループに分けて、それぞれのテーマについて議論をしてもらい公開してもらう形式を考えています。一人しか来なかった場合はどうしましょうかね(笑)

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このゼミでの活動を通して学生はどのような能力を身につけることができますか?
また、それが将来どのように生かせると思いますか?

税金関係は専門資格がかなりたくさんあります。まずは公認会計士や税理士、国税専門家など、税金の知識が必要なお仕事を目指したり、それらに関する専門資格を取ったりすることが一つの方向性としてあります。

それ以外に経済学部だとあまり会計の講義がないと思いますが、どのような会社や組織であっても会計経理部門が絶対に存在します。地味ですが分かっていないとできない仕事なのです。時々、横領などのニュースがありますが、ああいうものは大抵、会計が分かる人が一人しかいなくて丸投げしているから起きてしまいます。会計が分かる人が複数いたらそんなこと絶対起きません。

そう考えると、会計は社会人として必須のスキルだと思います。

税務の専門職を目指さない場合でも、基礎的な知識を身につけておくことで、組織における不適切な会計処理や不正に気付く力を養うことができます。そうした知識は、不正を未然に防ぐうえでも重要だと考えています。

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ゼミ選びをしている2年次生に向けてメッセージをお願いします!

経済学部の皆さんにとって、会計や税金というのは少し縁遠く、普段の講義ではあまり学ばないことかもしれません。ですが、せっかくの機会ですので、講義では学べない会計や税金の基本的なところを身につけるきっかけにしてもらえればと思っています。ぜひ検討してみてください。 

 

【取材・撮影 : 関西大学経済学部ゼミナール協議会 天野、尾崎、庄野、山口】
Instagramにて先生方の日常インタビューも掲載中!
https://www.instagram.com/keizai_ku.eco
学生によるインタビューの様子はこちらから!

同じく新規開講ゼミの伊藤高弘教授、山田宏教授のインタビューも掲載中!
▶ 経済学部生による新規開講ゼミ 教員インタビュー~伊藤 高弘 教授 編~
▶ 経済学部生による新規開講ゼミ 教員インタビュー~山田  宏 教授 編~

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