カリキュラム

学生自身の関心と興味に合わせて
主体的に学びを組み立てることが可能

経済学を無理なく体系的に学び、
社会で活躍するための力を養う

専門教育科目を「導入」「基本」「展開」「実践」と4つの科目に分類し、初めて経済学に触れる学生さんでも無理なく段階的に学修を進めることができる体系的な学びのプロセスをご用意しています。
1・2年次は比較的身近な共通教養科目、外国語科目、専門教育科目をバランスよく履修し、経済学の基礎知識を身につけます。また、3年次から分属されるコースの専門教育科目をより深く学ぶための準備期間としています。
3年次からはコースに所属してさらに深い学びに進み、4年次ではこれまで身に着けた知識や技能を活かすための実践科目を通じて、自らの思考力を高めると同時に社会で活躍するために必要な協働する力を養います。

4年間の学びの流れ・プロセス

経済学部では、3年次のコース選択に向けて、1年次は入門的な科目を、2年次は基本科目を中心に体系的に学習。2年間しっかり経済学の基礎を学びます。経済学の幅広い領域や深さにふれたうえで、自らの適性に合わせたキャリアプランを組み立ててください。

1年次

導入科目を通じて、経済学の入門知識に触れる

国際化と情報化の進展する現代にあって、社会に生じる多様な問題を総合的に理解できる幅広い教養を身につけ、今後の学修への準備を進めます。

導入科目
  • ミクロ経済学入門
  • マクロ経済学入門
  • 経済ツール入門
  • 現代経済入門
  • 経済学ワークショップ
  • 統計学
  • 経済史
2年次

基本科目を通じて、経済学全体の基盤をつくる

社会に生じる問題の解決策を経済学の立場から提示できる、あるいはその内容について経済学の基本原理および専門知識を活用し理解します。また、経済学に関する幅広い知識を活かして溢れる情報の中から真に必要な情報を取得する能力、グローバルな視野を持って時代を切り拓くための国際性を身に付けます。

基本科目
  • ミクロ経済学
  • マクロ経済学
  • 経済数学
  • 経済統計学
  • 経済情報処理論
  • 計量経済学入門
  • ゲーム理論
  • 行動経済学
  • 金融経済論
  • 財政学
  • 公共経済学
  • 労働経済学
  • 経済政策
  • 日本経済論
  • 国際経済学
  • 日本経済史
  • 社会思想史
  • 政治経済学
  • 簿記演習
  • 商業簿記
  • 工業簿記

展開科目・関連科目を加えた幅広い学びで、
3年次以降のコースを考える

いかなる状況の変化に対しても深い洞察力を持って問題解決に向け「考動」できる力を身につけ、自身の役割に責任を持ち、他者と協働しながら経済学を体系的に修得。これまでの基礎知識を活かし、展開科目へと系統的に履修することで、効率的に学修できます。

展開科目
経済政策コース科目
  • 上級ミクロ経済学
  • データ分析入門(原因と結果の経済学)
  • 金融政策
  • 地方財政論
  • 社会保障論
  • 環境経済学
  • 公共選択論
  • 人口学
  • 法と経済学
歴史・思想コース科目
  • アジア経済史
  • 西洋経済史
  • 近代経済学史
  • 経済学説史
  • 社会経済システム論
産業・企業経済コース科目
  • 計量経済学
  • 組織の経済学
  • 産業組織論
  • 中小企業論
  • 流通経済論
  • 地域経済論
  • ビジネス・エコノミクス
  • 人事経済学
  • コーポレート・ファイナンス
  • 会計学原理
  • 財務諸表論
国際経済コース科目
  • 上級マクロ経済学
  • 経済成長論
  • 実証国際経済学
  • 国際金融論
  • 経済発展論
  • 中国経済論
  • アジア・太平洋経済論
  • アメリカ経済論
  • EU経済論
  • 国際政治経済学
コース共通科目
  • 外国書研究
  • 時事英語
  • 実用英語研究(国際ビジネス英語)
  • 経済学特殊講義
  • 寄附講座
  • 経済調査実習
  • 海外経済研究
  • 経済学特別演習
関連科目
  • <経営・会計> 企業経営の組織と戦略、ビジネス・マネジメント、市場と会計 など
  • <法律・政治> 民法、商法、経済法、労働法、公共政策学

4つのコースに分属

34年次

ゼミ・留学・資格取得など
幅広い選択肢を準備

3・4年次では多様な道を選ぶことが可能です。50を超えるゼミから関心の高い研究を行う、半年~1年間の留学に行く、教員 免許(高・中・小)・司書・学芸員の資格を取得するなど、自分のやりたいことにチャレンジできる環境が整っています。また経済学部生だけが参加できる短期留学プログラムも提供しています。卒業後のキャリアを見据え、学生 人ひとりが希望する多様な学びをサポートします。

多様なアウトプットを実践するゼミ

個人や企業、政府など、多様な経済主体の選択を研究していく経済学。そのため、ゼミではフィールドワーク、ビジネスプランの策定、地方自治体への政策提言など、それぞれ多様なアウトプットに取り組んでいます。学外の大会などで好成績を収めるゼミも少なくありません。授業で身につけた知識や技能を実践の場で生かしてみてください。

コースに所属して専門性を深めつつ、
これまでの学びを活かした
多様なアウトプットで学修の定着を図る

個々の学生の興味・関心に合わせて4つのコースに分かれます。各コースではゼミに所属し、少人数教育で自ら設定した研究テーマを掘り下げていくとともに、一人一人をサポートできる体制が用意されています。

  • 経済政策コース
    学びのキーワード
    • 少子高齢化
    • ふるさと納税
    • 消費税

    財政、社会保障、雇用、地方創生など政府活動に関わる問題を考察します。消費税、年金、東京一極集中の是正など政府の政策は個人の生活、経済全体に大きな影響を及ぼします。また、環境問題など市場に任せていては解決が難しい問題に対しては政府の役割が欠かせません。このようなさまざまな社会問題に対処する政府の経済政策を学びます。

  • 歴史・思想コース
    学びのキーワード
    • 高度成長期
    • 日本の近代化
    • 資本主義

    経済や社会思想が発展してきた過程を歴史的に考察します。例えば、大阪には江戸時代、世界に先駆けて先物取引市場を整備した堂島米会所がありました。現代の経済社会は歴史の上に成り立っています。過去を知ることで、現代経済の問題を解決するための新たな糸口を模索します。

  • 産業・企業経済コース
    学びのキーワード
    • マーケティング
    • 地方創生
    • データサイエンス

    企業はビジネスの現場においてモノ・サービスを提供したり、労働者を雇用したり、設備に投資したりと経済活動において重要な役割を果たしています。ビジネスの現場で起きているさまざまな現象の本質を読み解くために、企業の行動原理やビジネスデータを分析・活用する方法を学びます。

  • 国際経済コース
    学びのキーワード
    • 貿易摩擦
    • 国際開発援助
    • SDGs(持続可能な開発目標)

    ヒト・モノ・サービス・カネが国や地域を超えて移動するグローバル社会を考察します。モノの移動を考える国際貿易、カネの移動を考える国際金融など世界経済の仕組みを理解するとともに、経済発展著しい中国・インドなど個別の国の経済事情を学びます。

実践科目
  • 経済学演習
  • 卒業論文
  • 経済学プロジェクト演習

就職、大学院進学

専門教育科目の卒業所要単位

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科目区分 単位数
導入科目
(全12科目24単位)
12単位 以上 ミクロ経済学入門I・II、マクロ経済学入門I・IIの必修科目8単位を含めて12単位以上。経済学ワークショップI・IIは必履修科目(再履修不可)。
基本科目
(全39科目78単位)
12単位 以上
展開科目
(全81科目162単位)
28単位 以上 所属コースの展開科目と実践科目の計10単位以上を含めて、全コースの展開科目と実践科目から計28単位以上(なお、実践科目は全て所属コースの科目として算入することができる)。
実践科目
(全7科目16単位)
関連科目
(全37科目74単位)
任意選択 任意選択。
合計 88単位

卒業には共通教養科目20単位、外国語科目16単位、専門教育科目88単位の計124単位が必要です。

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