
短期留学プログラム
ビジネスの市場が国境を越えて広がる昨今、世界で活躍できるスキル・感覚を身に付けた人材が社会で求められています。 経済学部では、2009年に学部独自の留学プログラムであるGoLDプログラム(Global Leadership Development Program)をスタートしました。 一般的な留学と同様に、語学力の向上が目的となるのはもちろんですが、具体的な特色として以下が挙げられます。
4つの特色
- 外国語を用いて経済学を学び、経済学に関する知識やスキルを身に付けます
- 現地企業等へ訪問し、他国のビジネスの現場に触れることができます
- 本学と連携している現地大学にて講義を受け、現地学生とディスカッションができます
- 現地大学の学生との交流や多様なアクティビティーを通じ、異文化社会を体感します
留学先実績
ニュージーランド(オークランド工科大学)
期間
30~40日間のプログラム
概要
- 英語でニュージーランドの社会や経済を学び、ビジネス英語を学びます
- ニュージーランド航空本社でキャリアガイダンスを受講します
- ホームステイを通じ、日常的に英語に触れて生活できます

オーストラリア(西シドニー大学)
期間
30~40日間のプログラム
概要
- 少人数クラスで集中的に英語を学び、英語力を飛躍的に向上できます
- 関心のあるトピックに対しプレゼンを行うことで自身の考えを英語で相手に伝える力を養います
- ホームステイを通じ、海外の生活を体験します

ベトナム(ダナン大学)
期間
7~10日間のプログラム
概要
- 英語による講義を通じ、ベトナムの経済や文化など、ベトナムに関する幅広い知識を学びます
- ベトナムの巨大ゴミ埋め立て場を訪問したり、現地学生とディスカッションを行います

台湾(国立高雄科技大学・台湾大学・政治大学・玄奘大学)
期間
7~10日間のプログラム
概要
- 現地学生と双方の国の文化、社会についてディスカッションを行います
- 日本語、英語、中国語を使って、考え・調べ・まとめるプレゼンテーションスキルを養います

※プログラムの内容はいずれも予定です。
※留学先や期間などは変更になる可能性がありますので、あらかじめご了承ください。
4年次生
立石 翔真 さん-
参加学生×引率教員GoLDプログラムの
魅力とは? 国際経済コース
岸 慶一 准教授
GoLDプログラムに参加したきっかけは?
- 立石
- 大学生活を送る中で何か大きな挑戦をしたい、という願望がありました。オーストラリアに40日間留学できると知り、これだ!と感じたので参加を決めました。
- 岸
- アデレード大学で5週間学ぶプログラムに参加しましたね。
- 立石
- 英語でのコミュニケーション力を高めるためにも、留学期間が長いオーストラリアのプログラムを選びました。
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- 岸
- 現地の文化を体験することや、ホームステイを通じた人々との交流もGoLDプログラムの魅力ですが、日常的なコミュニケーションに問題はなかったですか?
- 立石
- オーストラリアで実際に話されている英語は、日本で学んできた英語とは少し違うため、最初は戸惑いました。それでもバスの経路がわからないときには近くの人に聞いてみるなど、何事も物怖じせずに話しかけることを心掛けました。
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プログラムで特に印象に残っている内容は?
- 立石
- 最終日に行ったプレゼンテーションです。4人でグループを作り、諸外国の経済について調べ、発表を行いました。英語で資料を作成し、英語で発表するという経験は初めてだったので苦戦しました。
- 岸
- 約2週間の準備期間はどのようなことに取り組みましたか?
- 立石
- 経済学の専門用語を覚えることや、発表に使うスライドの構成を考えることに注力しました。アデレード大学の先生方が、発表時の目線の配り方やジェスチャーまで、優しく丁寧に教えてくださいました。
- 岸
- 私もプレゼンテーションを聞きましたが、2週間であの高いクオリティに仕上げたのはすごいと思いました。立石さんのグループは、フィリピンの経済について発表しましたね。
- 立石
- フィリピンが抱えるプラスチックごみの問題について、インターネットと図書館を活用して調べました。現在世界で起きている課題について調べ、考察できたことは貴重な経験でした。
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- 岸
- アデレード大学の図書館は、『ハリーポッター』シリーズに出てくるような美しさで圧倒されますね。
- 立石
- 留学生にとっても学びやすい環境が整っていると思います。おかげで発表までにしっかり準備ができました。
- 岸
- 立石さんはリーダーシップを発揮して、当日も英語での司会進行を担当していましたね。自信に満ちた発表で、今でも印象に残っています。
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参加して変化したこと、成長したことは?
- 立石
- スイス人とオーストラリア人のご家族のもとでホームステイを体験したのですが、水不足でシャワーを利用できる時間が短かったり、室内でも靴をはいて過ごしたりと、日本との違いを実感しました。
- 岸
- ホームステイでは、単なるお客さんではなく家族の一員になることを求められますから、その環境に適応することも大切ですね。
- 立石
- 日本とは異なる「当たり前」を受け入れて、新しい環境を楽しむ姿勢を大切にしていました。
- 岸
- 多民族国家のオーストラリアで、多様性を感じることはありましたか?
- 立石
- 現地大学での授業では東南アジア、欧米などさまざまな国から来ている学生とディスカッションする機会がありました。自分の殻に閉じこもらず、自分から一歩踏み出して話しかけることで距離を縮め、一緒にピクニックに行くほど仲良くなることができました。
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- 岸
- アデレードは自然に恵まれていて、屋外で過ごすのも楽しいですね。
- 立石
- アデレードは電柱が少なく、道も広くて街全体が美しかったです。アクティビティでみんなで出かけたフルリオ半島の自然も印象的でした。
- 岸
- アクティビティやペアワークを通して、参加学生同士が仲良くなるのも本プログラムの特徴ですね。
- 立石
- プログラムに参加した仲間とは、帰国後も交流が続いていて、良い出会いに恵まれたと思います。
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今後はどんな目標をもっていますか?
- 立石
- プログラムで身に付けた、コミュニケーション能力や国際感覚を生かせる仕事に就きたいと考えています。
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- 岸
- プログラムに参加した皆さんは、驚くほど成長しますね。留学を経て、英語の運用能力も高まりましたか?
- 立石
- TOEIC®のスコアで850点を獲得できました。将来は英語を使って、海外の国や企業と交渉できるようになりたいです。
- 岸
- 立石さんはリーダーシップを取り、まわりを巻き込む力がある人だと思うので、国際的な視点から物事を考える力を伸ばして、グローバルに活躍されることを期待しています。
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