クローズアップ授業
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クローズアップ授業
Course Spotlight
システム理工学部
数学科
オリエンテーションゼミナール
1年次の春学期に行われる授業です。現代数学の基本事項である「集合」「写像」「実数の連続性」などについてゼミナール形式で学習します。教科書を精読しながら「集合」「写像」の概念や基本的性質への理解を深めるとともに、大学における数学の学び方を身につけます。少人数で学ぶため、学生同士や学生と教員が交流を図りやすく、大学生活をスムーズにスタートさせるきっかけとなる授業です。
コンピュータ実験数学II
数学の分野で計算機(コンピュータ)はどのように用いられているのでしょうか。本講義では統計言語Rを使い、数理的な現象を可視化・解析する手法を実習形式で学びます。前半は基本演算や条件分岐、繰り返し文を用いた自作関数の構築を扱い、後半は確率分布のシミュレーション、仮説検定、回帰分析をRで実践します。理論を計算機上で動かすことで、数学的知見を実データへ応用し、解析・要約する現代的なスキルの習得を目指します。
集合と位相
集合と位相は現代数学の基礎として数学のあらゆる分野で使われています。2つの点が近いかどうかを調べるには、それを測るためのものさし=距離を用います。例えば、数直線上の2点であれば差の絶対値が2点間の距離になります。この授業では、数直線や座標空間以外のさまざまな集合上に距離を導入し、その性質を調べます。さらに近さの概念を抽象化して得られる位相の考え方を学び、より高度な現代数学を理解するための土台を築きます。
確率論
確率論は、ランダムな現象の中に法則性を見出して、その法則を記述する数学的枠組を構築し、その枠組のもとで現象を数学的に解析する学問です。この授業では、確率変数、確率分布、独立性等の基本的な概念を学ぶ中で、ランダムな現象の理解を進め、基本的な確率演算の習得を図ります。そのうえで、極限操作を通じて、大数の法則、中心極限定理、大偏差原理等の法則・原理が見出される仕組みを学習します。
幾何学概論
現代幾何学において研究の対象や舞台となる「図形」は多様体とよばれるものですが、その基本的な例としてはユークリッド空間や射影空間が挙げられます。この授業では、これらの空間に関わるユークリッド幾何や射影幾何などについて学びます。また、この授業は他学科の教職課程のための科目としても開講されています。
解析学IV
数学科3年次生向けの偏微分方程式の講義。2年次までの微分・積分などの知識を総動員して、変数が2つ以上ある微分方程式の精緻な理論に触れます。波や熱の伝わり方は偏微分方程式でうまく説明できることを学び、数学が幅広く理工学分野の役に立っていることが実感できます。
特別研究2
本授業では指定された専門書を輪講します。専門的知識を正しく学ぶのみでなく、「今の議論は仮定をどこで使っているか?」「今の内容はどのようなストーリー展開か?」「今の仮定は本当に必要か?他の仮定に変えられるか?」などを意識しながら読み進めることにより、いつの間にか論証力・言語表現力など、多角的かつ多面的な思考力が身に付きます。
物理・応用物理学科
物理学・応用物理学実験C
3年春学期の必修科目。1年秋学期から続く実験科目の集大成として、また3年秋学期から始まる研究室活動の導入的科目として、4つの実験テーマに取り組みます。試料や装置、電子回路を自ら作成し、その特性をじっくりと調べていく過程で研究活動に必要な探求力を身につけます。研究室と同じ性能の機材を使用する本格的な実験です。
数値計算基礎(演習含む)
本講義では、幅広いシステムの基幹言語として用いられているC言語を学び、プログラミングの基礎を修得する。また計算機を使って問題を解決する能力を育成することも目指し、数値計算の理論やそれに必要なアルゴリズムについても学ぶ。C言語のプログラミングによる数値計算能力の向上とともに、グラフィックソフトを用いた計算結果の可視化についても学習する。なお本講義は2コマの講義形態であり、前半の1コマは講義形式でプログラミングや数値計算理論の解説を行い、後半の1コマで解説した内容について実習を行う。
電磁気学II(演習含む)
電磁気学基礎で学んだ静電気学に続き、本講義では真空中の静磁気学、さらに変動する電磁場(電磁誘導現象)を学ぶ。まず、電流の性質から出発し、電流が作る磁場がビオ・サバールの法則によって記述されることを学ぶ。その後、静磁場が満たすべき法則としてアンペールの法則を学び、ベクトルポテンシャルが導入される。次に、変動する電磁場を取り扱い、ファラデーの法則をはじめとする電磁誘導現象を学ぶ。最後に、変位電流を取り入れ拡張されたアンペールの法則を学び、これまでに学んだ電磁気学がマクスウェル方程式に総括される。
物性物理B
物性物理Bは、主に結晶の導電性に焦点を当てて物質の性質について学ぶ3年次春学期の科目です。1、2年次に学んだ力学、電磁気学、量子力学を駆使して、物質内で電子がどのように存在しているかを理解します。電気が流れる金属と流れない絶縁体とで何が異なるのかを学び、金属と絶縁体の中間の性質を持つ半導体についても学びます。また、微視的な視点からオームの法則を導き出します。物性物理学は、グリーンデバイスなどに使われる半導体の材料開発に応用され、現代のエレクトロニクス分野において不可欠な学問です。
フレッシュマン物理学
本科目は複数名の教員による少人数セミナー方式で実施します。物理学・応用物理学の専門基礎知識や能力を身に付けるために必要な、ごく基本的な能力を養うとともに、いろいろな専門分野でのトピックスを通して物理学・応用物理学への興味を持ち、物理学・応用物理学の考え方、学び方を体得することを目的とします。また、教員とのコミュニケーションを密にし、学生生活を円滑にスター卜することも目的とします。
理数の教育
今日の青少年の理数教科を学ぶことの意義やその有用さに関する意識の低さは、今後益々進行する科学技術・知識社会にとってリスクでさえある。そこで、先進的な教授・学習システムの実践事例を紹介し、その後、受講者自ら初等中等教育課程における理数関連分野からテーマを選定し、自分の体験を踏まえながら、学習者の意欲・関心を高めると同時に理解を促進するような教材開発と授業計画の作成に挑戦する演習形態を講義に組み込む。教材開発に当たっては、ITを積極的に活用する。そして、過去の研究事例と対比し、全体討議の中で議論の中から結論を得ていく。具体の教材開発に当たっては、単独あるいはグループでテーマを選定して探究活動を行う。
量子力学基礎
ミクロの世界の法則を知り、未知の世界へ挑む 基礎から学ぶことが創造の原動力
原子などのミクロの世界では、日常の常識がくつがえります。量子力学誕生の道筋とシュレディンガー方程式について学び、ミクロの世界の法則を使いこなす基礎を身につけましょう。量子力学を理解するには、柔軟な想像力と確かな数学力が必要です。現代の科学技術の基盤であり、新たな技術を生み出し続ける量子力学を基礎から学ぶことが、未知の世界に挑み、新たなフロンティアを創造する原動力となります。
機械工学科
機械工学入門
機械工学を専門的に学ぶための導入科目です。物理基礎演習、機械へのいざない、等加速度直線運動の観察・測定、エンジンの組立・分解に取り組み、技術者としての目標像を考えながら、基礎知識と技能を身につけます。日本のものづくりの歴史や現状を学び、機械技術者像への理解と学習意欲を高めるとともに、実験および演習形式の実技を通して、実験、計測を行うための能力、レポート作成の能力、機械工具の使い方などを体得します。
材料力学I, II
物体に加える力を増やしていくと形が変わり、やがて破壊します。大きな力を受ける機械構造物を壊れないように設計し、安全に使うためには、材料力学の考え方が不可欠となります。この授業では、材料内部に生じる面積あたりの力である「応力」という概念に始まり、一次元の引張り・圧縮問題、さらに外力を受ける梁(はり)部材に生じる曲げ応力分布などについて学びます。
制御工学I, II
自動制御の基盤となるフィードバック制御について学習します。制御系を構成する個々の要素と制御系全体について、時間領域と周波数領域における動的挙動を解析する能力を養成します。また、制御系がどのような要素で構成されているかを表す図を構築する力や、制御系の応答特性や制御特性の評価を行う能力を身につけます。さらに制御系の安定性を解析する手法や制御系を設計するための理論的手法なども学びます。
超精密加工学
電子・光学製品をはじめとする各種製品や構成要素部品の高機能化、マイクロ化にともない、要求される加工精度もサブミクロンからナノメータ・オーダになってきています。こうした加工を実現するための技術の一つが超精密加工です。この授業では、超精密加工を評価するための基本的事項や加工原理・原則などを学びます。また、超精密加工の現状や動向についても理解を深めます。
伝熱工学
伝熱工学は熱の伝わり方に関する学問で、身近な現象や機器に直結する工学です。とくにエネルギーや環境の問題が重要となっている現在では、高性能・高効率の機器の開発、運用が強く求められており、伝熱工学の重要性が高まっています。この授業では、熱移動の三形態である熱伝導、対流伝熱、放射伝熱や、伝熱計算に必要となる基本的な用語、エネルギー保存式などについて学びます。
機械製図
機械を実際に作るためには、作りたい機械のイメージを設計図面に表すことが必要です。そのため、エンジニアは、正しい図面が描け、誤りなく図面を読めることが求められます。本講義では、CADを使って歯車ポンプの製図を行い、製図法をマスターします。
機械工学の実際
実際の機械製品を見て、聞いて、触って、機械工学を体感してほしい
高校までに学んだ数学や物理が、大学で学ぶ機械工学の専門知識にどのようにつながるのか?実際の工業製品にどのように活かされているのか?を自ら考え、学んでほしいと思います。機械工学の導入科目として、企業展示会場や工場を訪問し、実際の機械製品を見て、触れて、音を聞いて、機械工学で実化した「しくみ」を全身で体感してください。
電気電子情報工学科
データサイエンス入門
データサイエンスとは、大量のデータから意味のある情報法則や関連性を導き出すための学問です。この授業では、現代のAI技術を支える統計学や機械学習の基礎を横断的に学び、その全体像を把握します。講義を通して、確率やデータの可視化、パターン認識といった手法が、いかにして高度な画像認識やデータの自動分類などの技術に応用されているかについて理解を深めます。これら一連の基礎を体系的に習得することで、将来の専門学習や研究の確固たる土台を築きます。
基礎プログラミング
コンピュータをプログラムするために必要な基礎的な概念を学習します。授業は講義のパートと演習のパートに分かれ、演習のパートでは実際のプログラム作成を通して実践的なプログラミング技術を養います。この時、大学院生のティーチングアシスタントが受講生の作成したプログラムを赤ペンで添削し、正しいプログラミング技法を個別に指導します。
電気電子情報工学実験I
少人数のグループで電気、電子、および情報工学の基礎実験に取り組みます。オシロスコープを用いたデータ解析やレポート作成能力を養うとともに、ダイオードやトランジスタ、FETの特性試験、光ファイバを用いた通信、特定の信号を通すパッシブフィルタ、インバータによる電動機制御などのテーマに取り組みます。最終回にはプレゼン発表も行い、現代社会を支える技術の理解と、技術者に不可欠な発信力の両面を磨き上げます。
パワーエレクトロニクス
パワーエレクトロニクスは半導体素子を用いて電気の性質を変える基幹技術です。直流と交流の相互変換をはじめとし、変圧器では不可能な直流電圧の調整、交流の周波数を自由に変化させる要素技術です。この技術なしでは、再生可能エネルギーである太陽光や風力の発電電力をうまく利用することができません。また電気自動車を高効率、快適に動かすことは不可能です。この講義ではパワーエレクトロニクスの基本理論・技術から応用までを学びます。
マルチメディア通信
マルチメディア通信とは画像、音声など多様な情報メディアを組み合わせて通信するシステムのこと。この授業では、Skype、Youtubeなどに代表されるマルチメディア通信をサポートするネットワークの全体像を把握し、最新技術の内容やその必要性について理解を深めます。具体的には、ネットワークの使用状況に応じて、いかに品質を保ちつつマルチメディア情報を効率的に転送しているかについて学びます。
音声・音響情報処理
デジタルネットワーク社会において映像と音を主体としたマルチメディアは、その中心となるアプリケーションです。この授業では、とくに「音」に焦点をあてて学習。音声・音響情報処理の基本となる音の基本特性、音波の波動方程式、電気音響変換器のほか、デジタルオーディオメディアの仕組みやオーディオ符号化技術などの基本概念を学習します。また、最新の音響信号処理の研究事例も取り上げます。
特別研究
3年次までの講義、演習、実験の集大成。研究の醍醐味を知る機会。
4年次に各研究室に入って1年間、研究に取り組むのが特別研究です。電気・通信・情報分野の知識、技術を用いて最新の研究を行います。例えば私の研究室では、電磁気力で動く、浮くものを作ったり、振動、熱など利用されていないエネルギーを電気エネルギーに変える研究を行います。理論の検討、実験から自分で新しいものを生みだし、技術者としての技能を身に付けることができます。
環境都市工学部
建築学科
日本建築史
日本の建築の歴史、とくに前近代の日本社会に大きな位置を占める寺社の建築について学びます。社会の変化、時代の要求とともに変容する建築のあり方を通して、日本社会の歴史的特質を追求し、建築の様式やデザインが用途や機能そして背景にある社会の動向と不即不離の関係にあったことを、具体的に解き明かします。また関連して文化財保護の沿革や現状そして今日的課題についても解説します。授業では多くの写真を使って理解の深化をはかります。
建築計画I
心地よく、感受性に働きかける建築物や空間をつくるために、いかに発想し、どう計画を練り、設計するのか。この授業では、具体的な事例をもとにすぐれた建築物を生み出すための建築計画技術を学びます。具体的な内容としては、空間の形態、人間の知覚と行動、寸法と規模の計画、空間の性能、計画の技法などを学習。授業ではスライド、ビデオ、DVDなどで具体的な事例を取り上げて解説します。
建築構造力学基礎
建築物は人々が安全に利用できるための構造を備えていなければなりません。この授業では、最も簡単な構造物である一本の梁または柱を例に、力の釣り合いや力の伝わり方、建築構造物の強さ、また構造設計についての基本的な考え方を解説します。建築構造系の学科目(鉄筋コンクリート構造、鉄骨構造、基礎構造、木構造、耐震工学)を学ぶ際に必要な構造力学の基礎知識をしっかりと身につけます。
建築設計製図6
大都市とその緑辺部では、一定の社会的役割を果たしながら、現在では使われず放置された土地が目立つようになってきました。中山間地域では林業や農業といった第一次産業の構造的問題によって、地域社会そのものの活力が奪われる町や村が出始めています。これらを産業棄地と位置づけ、土地の履歴と周辺条件を調査し、課題を明らかにした上で、時間の経過が環境の価値に転換される再生プログラムとそのプロセスが空間や景観に反映される提案を行います。
建築環境工学概論
建築環境工学は建築の内部、外部空間での居住性能を考える学問です。光、音、熱、空気など外部環境から内部空間にもたらされる環境要因を、室内にいる人への生理的、心理的影響を考えながら調整し、快適な建築空間をつくることを目的としています。授業では、環境要因の物理特性やそれらの相互関係、また、環境要因が人体に与える影響について理解を深めます。
建築史演習
温故知新。日本の建築がもつ歴史と文化の重みを深く理解し、その価値を世界に発信できる自信と能力が身につきます。
文化財を含む歴史的な建物がもつ魅力を実感し、その意義を理解し、正しく位置づけ、さらにその価値を広く世界に発信するための力を、建築に関わる誰もが決して免れない基礎的な素養の一つとして身につけます。我が国が世界に誇る国宝や重要文化財に指定されている建物を対象にした、実測図面のトレースや模型製作に取り組み、さらに現地を訪れ実見するとともに、身近にある歴史的な建物の文献調査や現場での実測調査などを通して、理解の深化と実践力の向上を目指します。
都市システム工学科
都市システム工学概論
私たちが生活する都市社会は、建造物などの目に見える社会基盤と、通信、流通などの形の見えない社会基盤の両方が揃うことで機能します。この社会基盤は、安全で便利な、そして豊かな社会生活を支えるために、密接に組み合わされた複雑なシステムと捉えることができます。この授業では、都市社会の構成要素のメカニズムや都市環境に与える影響を知るとともに、この学科での履修指針を知ることができます。
情報活用実習
技術者としての専門性と実働力を培う上で、情報の収集や伝達をはじめ、論理的な思考を行う手段として、コンピュータの基礎的知識および情報処理技術(コンピュータリテラシー)は必須です。この実習では、文書作成等のソフトウェアの使い方を学習してコンピュータを日常的な道具として活用する技能を身につけ、アクティブラーニングを取り入れた担当教員のテーマ課題に取り組むことで、実践的なレポートの作成やプレゼンテーション能力を養います。
プログラミング実習
社会基盤の構築・運営・管理に携わる技術者として、プログラミングによる問題解決に関する知識・技能、および、学習を通じて得られる問題解決に至る思考方法・概念の修得はもはや必須の事項です。この実習では、プログラミング言語としてC言語を扱い、演習を通じてプログラミング言語に関する技術・知識を学ぶと共に、問題解決に向けた論理的思考についての修得を目指します。
都市システムモデリング
都市システムにおけるさまざまなシステムを、数理モデルを用いてモデル化する手法と共に、構成したモデルの計算機シミュレーションを用いた解析法について学びます。数理モデルは、決定論的モデルと確率論的モデルの2種類に大別できるので、各々のモデルの特徴、数学的な記述法、解析手法などを、具体的な例題を交えて解説していきます.構造システムを解析するための力学モデル、人口モデル、感染症モデル、待ち行列モデルなどとともに、ニューラルネットワーク、セルオートマトンなどの新しい手法についても触れる予定です。
社会システム計画実習
都市の社会システムを支える要素技術としてプランニング技法と情報システム技法を学びます。プランニング技法の学びでは、施設計画や環境まちづくりのプランニング実習を通して環境の計画、設計、マネジメントに関する知識を身につけるとともに、プランナーとしての構想力、設計力、コミュニケーション能力を養います。情報システム技法の学びでは、社会活動に利用される情報システムの要素技術、マネジメント技法について、実際の装置や問題を使った実習を通して現実問題から現象をモデル化する方法や問題を解決するための知識を養います。
都市インフラ設計実習
都市を支える重要なインフラ構造物の設計法について、計画や製作、施工をふまえた体系的な知識を身につけます。鋼橋やコンクリート橋、堤防・護岸、トンネルや道路土工構造物などのインフラを対象とし、設計や製図の実習を通して各種構造物についての知識を深めるとともに、周辺環境も含めた全体を見渡すバランス感覚や、想像した構造を具体的な形にする能力、自分の考えを他者に伝える能力などを養います。
測量学実習
構造物の計画・建設に不可欠な、敷地や地形の計測・作図技術を身につけます。
構造物を計画・建設するには、敷地の位置や広さ、そして地形を正確に把握する必要があります。測量学実習では、各種の測量機器や航空写真などを用いて、距離・角度・高低差などを求める測量技術を学びます。計測誤差を少なくするための方法は、他の分野にも応用できます。また、測定結果を報告書や図面としてまとめる技術も修得します。なお、本実習に加えて測量学および指定された関連講義を修得し、卒業後に申請することにより、測量士補の国家資格を得ることが出来ます。
エネルギー環境・化学工学科
入門エネルギー環境学
講義では最初のステップとしてエネルギー・環境問題の現状を学び、今後の技術開発の課題に対する理解を深めます。次に、化学工業における生産工程について学習。物資収支、熱収支、触媒の働きなど、生産プロセスが化学工学的な要素技術によって構成されていることを学びます。また、安全や環境に配慮した化学生産技術に関する知識を養うとともに、技術者としての安全に対する責任や倫理を理解します。
粉体工学
環境汚染物質として問題となっているPM2.5や、化学工業で扱われる固体状の原料・製品・触媒は、小さな粒子状物質でありその集合体は粉体とよばれています。粉体が関わる産業分野は化学工業だけでなく、食品・日用品・医薬品など多岐にわたります。粉体は固体でありながら気体や液体のように流れ、そのユニークな特性を学びます。
化学工学実験
実験に取り組みながら講義で学んだ化学工学の諸理論への理解を深めます。また、実験のなかで発生した問題への対応能力を磨くことも、この科目の狙いです。具体的な内容としては、流動や伝熱などの基礎的な実験や、蒸留、吸収、濾過、流動化といった物理化学的、機械的な実験、さらに、より高度な分離操作や反応工学、プロセス制御といった応用的な実験に取り組みます。
プロセス最適化工学
プロセス最適化工学とは化学プロセス全体を計画し、化学プロセスを構成するさまざまな単位操作の設計条件を決定し、そして各単位操作の運転条件を決めるために必要となる方法や手順を明らかにする学問です。プロセス最適化工学の授業では、エネルギーを最も効率的に利用する化学プロセスの設計手順、プロセスの制御、プロセスの改善などについて学びます。
ユニットオペレーション I / II
Iでは化学工学の基礎分野である流動と伝熱を重点的に学習。質量保存と物資収支、エネルギー保存とエネルギー収支、流体の流れ、伝導伝熱、対流伝熱、放射伝熱など化学装置やプラントの設計に必要な基礎知識を身につけます。IIでは化学プロセスにおける物資収支やエネルギー収支を学ぶほか、平衡分離操作の代表的な方法である蒸留分離操作と抽出分離操作について理解を深めます。
エネルギー工学ディスカッション
プレゼンテーションに必要な科学技術の情報を、調査する能力・まとめる能力・発表する能力が身につきます。
プレゼンテーションは発表の時間だけではなく、発表のための準備が肝心です。この講義では、エネルギー資源として広く用いられている石油および太陽光などの再生可能エネルギーなどを題材とし、産業界で活躍してこられた方々から講演を聞いたうえで、学生が各テーマについてさらに調査し、それをまとめて資料を作り発表します。発表するということはそのテーマについてきちんと整理して理解しておかないといけませんので、講義を聞くことよりも深く知識を学習することができます。発表では学生同士で質疑応答し討論するので、発表者のプレゼンテーション能力だけでなく、聴衆側も質問・討論する力も身につきます。
化学生命工学部
化学・物質工学科
フレッシュマンゼミナール
新入生が化学・物質工学科の学びにスムーズに入れるように設けられた必修科目です。この科目では、科学や工学がどのように生活、地球、宇宙、そして未来に関わっているのかを知るとともに、科学的イマジネーションの重要性や発見に必要な姿勢を学びます。また、大学で学習、研究を進めていく上で欠かせない、情報収集、分析能力、論理的思考力、そしてプレゼンテーション能力を磨きます。
物理化学I・II(演習含)
1年次の必修科目です。化学反応や物質の状態を理解するには、それらが理論的に成立し得るか否かを判断しなければなりません。この科目では、物質の化学的性質や現象を物理学的に解釈し、状態変化の取り扱いを学びます。物理化学の概念を、実際の問題に当てはめ、演習を通して自ら解を導くことで、修得できるようにしています。この概念は、どのコースでも必要な知識となります。
状態図と材料組織
マテリアル科学コース2年次配当の必修科目です。物質が固体・液体・気体、いずれの状態で存在するかは温度と圧力によって決まります。物質・材料の化学的・物理的性質は構成元素の化学結合様式だけでなく、結晶構造や材料組織にも依存するため、材料組織を知ることは重要です。この科目では、材料組織の地図である状態図を正しく読み取り、その情報をもとに材料組織を適切に制御する方法を知り、使用用途に応じた材料設計法を学びます。
反応速度論
応用化学コース2年次配当の必修科目です。化学反応は時間軸を持たない熱力学とそれを考慮した反応速度論を理解することで、初めて理論的に説明できるようになります。この科目では、反応機構とその統計学的取扱い、反応の律速段階や活性化エネルギーについて学習します。実際のモノづくりでは生産性を考える上で、反応速度を知らなければなりません。また、反応速度を知ることで、化合物の作り分けが可能になり、今の社会が成り立っています。
生体分子化学I
バイオ分子化学コース2年次配当の必修科目です。医療などで使用することを想定した生体材料(バイオマテリアル)の設計においては、その働きかける対象である生命現象を理解することが重要です。この講義では生命活動の中心的役割を担っている、タンパク質と核酸(DNA・RNA)の構造と機能について学びます。タンパク質の立体構造がどのように成り立ち、それがどのように機能と結びついているのかを理解し、「生命の設計図」であるDNAからRNAを経てタンパク質が生合成される過程などに関する知識を深めます。
特別研究I・II
化学・物質工学科4年次配当の必修科目です。社会人として活躍するためには、自分自身の仕事の意義と目的を深く理解し、問題点を抽出し、それらを解決する方法を見出すことが必要です。さらに、そのプロセスと結果・成果を論理立てて相手に伝える能力も必要となります。この科目では、研究室に所属し、個々の研究テーマについて調査、実験、発表を通して、研究を遂行する方法を学びます。3年次までに身に着けた基礎・専門知識を活用し、レポート作成能力、プレゼンテーション能力を向上させることにより、研究者・技術者をはじめとした社会人として活躍するための素養を習得します。
応用化学実験I
専門的な実験を通して研究に必要な技術を習得します。
応用化学実験Ⅰでは、物理化学の原理を、より専門的な実験を通じて探求し、測定機器の原理や取り扱い方法、解析技術を習得しながら、物理化学的思考力を向上させます。単に実験するだけでなく、得られた結果についてプレゼンテーションを行い、伝える力や表現力など研究者として必要な実践的スキルを身に付けることができます。
生命・生物工学科
バイオ生産工学
「発酵ジャパン」わが国は古くから清酒、味噌、醤油といった多様な発酵食品を生み出してきた発酵大国です。発酵は微生物が食品成分をアルコールや有機酸、アミノ酸など様々な成分に変換する現象です。近年ではこの発酵技術を燃料や化学品・医薬品生産に応用する研究が活発化しています。本講義では、伝統的な発酵産業から最新のバイオものづくり技術までを体系的に学び、微生物利活用のための視座を高めます。
創薬科学
医薬品薬理学および生理学の統合的理解を目的とし、医薬品化合物の分類、医薬品化合物の薬理作用機構、薬物動態や安全性について、創薬の実例を挙げながら解説します。また、医療や薬事行政の問題や医薬品の臨床開発プロセスを通じて医薬品業界の仕組みを解説します。さらに、医薬品業界や創薬研究のトピックや今後の展望等を紹介します。
食品科学
食品を理解するために必要な基礎知識を学びます。まずは、食品の機能と食品の分類について概要を理解した上で、タンパク質、糖質、脂質、色素、におい成分、呈味成分といった食品に含まれる成分について学習します。また、油脂の酸化、タンパク質と糖質の変化、褐色に変化する褐変など食品成分の変化について理解を深めます。さらに、食品の物性や安全性に関する知識を養います。
生物化学工学
微生物や動植物の細胞によって、アミノ酸、糖、酵素、医薬品などの有用物質を効率良く生産するための基礎、収率や生産性の評価法を学びます。また、工業化に欠かせない加熱、撹拌、分離などの技術の基礎となる物質の移動や収支の考え方を学びます。コスト計算の基本を含めて、食品などの製造現場で、何十トンというスケールで製品を安定に低コストで製造する際の考え方を身に付けます。
遺伝子工学
遺伝子工学は分子生物学や生化学の知識をもとに確立された技術・学問であるが、近年、さまざまな分野で活用され、従来の学問領域をこえた新しい分野を生みだしています。この講義では、遺伝子工学の基礎概念、基礎技術や新技術について解説するとともに遺伝子工学から派生した新しい分野を紹介します。また、遺伝子工学誕生の歴史を振り返るとともに、遺伝子組換え生物を扱う上での規定や規制について解説します。
環境科学
我々を取り巻く地球環境は、その時代背景に伴い、日々刻々と変化しています。本講義では現代社会の複雑な環境問題と、それらに対する世界全体での取り組みについて紹介します。また、身近な環境リスクを例にとり、環境分析の手法やリスク評価とその管理のあり方についても学習します。持続可能な社会の実現のために、地球環境問題について考え、自ら環境問題に取り組み行動できる力を養います。
生命工学基礎実験
多様な実験技術と手法を身に付け、より専門的な実験を行う素養を磨く。
生体構成成分の取り扱い、微生物の培養や同定、有機化合物の合成と構造解析など、バイオテクノロジーおよびライフサイエンス分野の基幹科目である生化学、微生物学、有機化学の授業と連動した実践的な実習を行います。基礎法則を学びながら多様な実験技術と実験手法に関する素養を身に付け、3年次でのより専門的な実験実習へつなげます。また、実験データを整理し、結果を考察する能力を養うとともに、レポートの書き方についても学び、研究者として必要な素養を身に付けます。