先日11月12日(水)に、令和7年司法試験の合格発表が行われました。 合格発表によせて、本法科大学院法務研究科長からのメッセージを以下のとおり掲載いたします。
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去る11月12日(水)に、令和7年司法試験の合格発表がありました。関西大学法科大学院からは、11名の合格者を輩出することができました。合格されました皆さまには心よりお祝いを申し上げますと共に、ご家族の皆さまには心よりお慶び申し上げます。併せて、関西大学法学部、関大校友会、関大法曹会の皆さまには、平素から賜りました多大なご支援とご協力に、篤く感謝申し上げる次第でございます。
今年の試験では、択一試験の合格者37名のうち、およそ30%である11名が論文試験に合格しました。昨年の試験と比較して、残念ながら、合格者数が4名減少しました。論文試験の合格率は(昨年の試験とほぼ同様の)高い水準が維持されましたので、結果として、択一試験の合格者数の減少が、論文試験の合格者数の減少にそのまま反映されたことになります。詳細なデータの分析はこれからですが、教員やTAの間でこれら情報を共有しつつ、次年度の試験に向けて学生指導に反映させたく考えております。
11名の合格者には、出身大学や卒業学部の別、法学部からの早期卒業生、未修者コース・既修者コースの別、学内成績、卒業年次など、さまざまなバックグラウンドを持った院生が含まれています。今年の試験では、特に、複数回受験で合格されたキャリアのある修了生がおられる一方で、在学中受験による合格者が3名と増えつつあることが注目されます。当法科大学院としましては、これまで以上に、修了生に対するケアを大切にしながら、在学生に対する指導にも力を尽くして参りたいと考えております。
今年の司法試験の結果を踏まえまして、私ども、関西大学法科大学院の教職員一同は、これからも法科大学院教育に専心して参ります。皆さまのご理解とご支援を賜りますよう、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
関西大学大学院法務研究科長
多治川 卓朗