関西大学法科大学院
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2024/11/12

令和6年合格発表によせて

先日11月6日(水)に、令和6年司法試験の合格発表が行われました。                            合格発表によせて、本法科大学院法務研究科長からのメッセージを以下のとおり掲載いたします。

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 去る11月6日(水)に、令和6年司法試験の合格発表がありました。関西大学法科大学院からは、15名の合格者を輩出することができました。合格されました皆さまには心よりお祝いを申し上げますと共に、ご家族の皆さまには心よりお慶び申し上げます。併せて、関西大学法学部、関大校友会、関大法曹会の皆さまには、平素から賜りました多大なご支援とご協力に、篤く感謝申し上げる次第でございます。

 具体的なデータの分析はこれからですが、今年の試験では、択一試験の合格者51名のうち、およそ30%である15名が論文試験に合格しました。過去のデータと比較して、択一試験に多くの受験生が合格したこと、加えて、択一試験の合格者が高い確率で論文試験に合格したことが、この結果につながりました。当法科大学院からの受験生は、大いに健闘してくれたと思いますし、前法務研究科長の下村先生が夙にお示しになった教育の方向性が具体化しつつある、と言えるかと思います。

 また、15名の合格者には、出身大学や卒業学部の別、法学部からの早期卒業生、未修者コース・既修者コースの別、学内成績、卒業年次など、さまざまなバックグラウンドを持った院生が含まれています。たとえば、15名の合格者のうち、11名が関西大学法学部の卒業生ですが、早稲田大学、同志社大学、琉球大学の卒業生4名も含まれております。また、15名の合格者のうち、2024年3月の卒業生からの合格者が6名、在学中受験による合格者が2名おります。今後は、法学部からの早期卒業生も一定数が法科大学院に入学することになるでしょうし、既修者コースから長期履修学生制度を選択した学生も、司法試験を受験することになります。さまざまなバックグラウンドを持った院生に、最適な教育・学習環境を提供することが当法科大学院の課題となって参ります。

 今年の司法試験の結果を踏まえまして、私ども、関西大学法科大学院の教職員一同は、これからも法科大学院教育に専心して参ります。皆さまのご理解とご支援を賜りますよう、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

関西大学大学院法務研究科長

多治川 卓朗