教員紹介基礎法

[基礎法]教授市原 靖久

  • 専門分野

    法思想史

  • 研究テーマ

    西欧中世盛期および後期におけるキリスト教神学と法思想の結びつきについて研究し、西欧キリスト教規範空間の成立過程を解明するとともに、近代法システムや人権のドグマ的性格をも究明する。

  • 学部ゼミ紹介

    『ヨーロッパの歴史と文化』という教科書で基礎知識を身につけてから、掘り下げた勉強に進む。「<神の平和、神の休戦>と十字軍」「異端禁圧政策と教皇令」などのテーマがこれまで取り上げられている。

  • 大学院演習科目紹介
    法思想史研究(法政研究コース)

    法思想史学は、基礎法学の一分野であり、法思想の歴史的研究を課題としている。具体的には、一定の地域・時代の法思想を、それを生み出した社会との関わりのなかで分析していくことになるが、どの地域、どの時代の法思想を採り上げるかは、問題関心の設定如何による。さしあたっては、「西洋法伝統の形成」という問題関心から、西洋中世盛期および後期の法思想を検討の対象にすることとしたい。