インターネットをはじめ多様化が進む情報メディアとコミュニケーションに関する専門分野を中心に学びます。 心理・言語・文化・社会・教育など多角的視点から情報学に関する知識・理論を身に付けると共に、最新のマルチメディア機器を利用した制作実習などによって知識と技能をバランスよく養います。
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卒業研究 |
近年のメディア・テクノロジーの革新のもとで、映像作品発表の場が従来のテレビ局やビデオ作品、映画等のメディアに限らず、インターネット上にも求められるようになってきた。この実習では、そうした時代背景のもとで普及してきた小型化した民生用映像撮影機材と、パソコンを利用した映像編集ソフトを活用した映像作品の制作をおこなう。
映像作品制作の基礎を学ぶことにより、多メディア時代における基礎的能力としてメディアリテラシーの基本を身に付けることをめざす。
ヒューマンエージェントインタラクションとは、擬人化された人工的な存在と人間とのやりとりやコミュニケーションを示す言葉である。ペットロボットやPC 画面内の案内エージェントなど、様々な擬人化システムと触れ合う世の中になりつつある。本講義では、世の中のシステムの擬人化技術とインタフェース設計について知見を深め、設計手法や必要技術の知見を深め、自らの問題意識に擬人化の手法を導入するチャンスを発見する能力を磨く。グループワークや個人課題に取り組み、擬人化システムのアイディアを出すトレーニングを行う。
※グループワークあります
2020年に開催が予定されていた夏季五輪の東京大会は1年延期され、また2025年には大阪での国際博覧会(=万博)開催が予定されている。今日、こうした巨大メディアイベントが日常生活にもたらす影響力は、いかなる形でどのような局面におよぶのであろうか。また、その受け手としての一般の人びとはどのようにそれらのイベントを受け止め、コミットしていくのだろうか。
近代社会におけるメガイベントのルーツとしての万博は、21世紀を迎え、もはや時代遅れとも言われていたものの、2005年に開催された愛知万博(愛・地球博)では当初の予想を大きく上回る来場者を数え、新たな局面と可能性を示した。
本講義は巨大メディアイベントの形成過程と現状について、多面的に検討することを通じ、情報メディアと私たちの日常生活や意識との深い関わりを考察していく。具体的な流れとしては、まず万博を中心に五輪やW杯といったメガイベントのこれまでの歴史的な経緯をたどる。そして21世紀以降に愛知、上海、麗水という日中韓で開催された3つの万博、そして2015年にミラノで開催された万博などで見られた新たな状況を参照しつつ、将来的な展望を考察する。