2026年05月12日
関西大学総合情報学部・なにわ大阪研究センターと堺市が連携して推進する「CG可視化とMR体験による堺の火縄銃製造技術歴史再現プロジェクト」が、第13回ナレッジイノベーションアワード(ナレッジキャピタル部門)において準グランプリを受賞しました。本プロジェクトは、林武文教授が中心となって進めているもので、産学官連携による先進的な取り組みが高く評価されました。
▶ 第13回ナレッジイノベーションアワード ウェブサイト![]()
本プロジェクトは、関西大学総合情報学部・なにわ大阪研究センターと堺市(文化観光局)が連携し、堺の鉄炮鍛冶・井上関右衛門家に伝わる約2万点の古文書(井上家文書)の研究成果を基に、火縄銃の製作工程および発射メカニズムをCGおよびMR(複合現実)によって可視化・体験化する取り組みです。
2015年度以降、堺市と関西大学が共同で調査研究を進め、その成果を社会に発信するため2021年度より本プロジェクトを開始しました。文献調査や専門家への聞き取り、現地調査を通じて、鍛造・加工・組立・発射の各工程を精緻に再現しています。
また、3Dプリンタによる実物大模型とMR技術を組み合わせた体験型コンテンツを開発し、展示や講演を通じて公開してきました。来場者からは「理解が深まる」「楽しみながら学べる」といった高い評価を得ています。
本受賞は、関西大学と堺市による産学官連携のもと、歴史研究とデジタル技術を融合させた革新性や教育的価値、地域文化の発信力が評価されたものです。今後は、教育現場での活用や地域との連携をさらに進め、日本の伝統技術の価値を広く発信していきます。
本プロジェクトで制作されたCG映像「火縄銃の製造~鍛造による銃身の製造工程~」は、なにわ大阪研究センターのホームページ内「デジタルコンテンツ」にて公開しています。
銃身の鍛造工程と発射の仕組みをわかりやすく解説した映像をご覧いただけます。
▶ 関西大学なにわ大阪研究センター ウェブサイト