中学校受験に向けていろいろな学校を見学していた中で、関西大学第一中学校の校長先生の「勉強だけではなく、人間力も育む学校です」というお話がとても印象的でした。和歌山県で民泊を行う自然教室や、「能勢プロジェクト」での農作業体験など、特色ある行事にもひかれて受験することを決めました。



















































働く関大人
アイドル活動と学業を両立 NMB48 松岡さくらさん流「時間の貯金」
アイドル
関西大学第一中学校・第一高等学校、そして関西大学文学部へと進学した松岡さくらさん。高校3年生でNMB48のオーディションに合格してから現在まで、400回を超える劇場公演に出演するなど、アイドルとして着実に歩みを進めてきました。
学業と芸能活動—— 一見すると両立が難しそうな二つの挑戦を、松岡さんはどのように乗り越えてきたのでしょうか。夢を追い続ける原動力や、大学時代の経験が現在の活動にどのように生きているかについて伺いました。
中学校受験に向けていろいろな学校を見学していた中で、関西大学第一中学校の校長先生の「勉強だけではなく、人間力も育む学校です」というお話がとても印象的でした。和歌山県で民泊を行う自然教室や、「能勢プロジェクト」での農作業体験など、特色ある行事にもひかれて受験することを決めました。
小学生の頃からアイドルが大好きで、特にAKB48のメンバーだった板野友美さんを応援していました。劇場公演やコンサートにも足を運んでいましたが、当時は自分がアイドルになりたいとは思っていませんでした。
転機になったのは、高校(関西大学第一高等学校)で始めたチアリーディング・チアダンス。人前で踊ることや、見てくれる人を楽しませることの喜びを知り、「私はこういうことが好きなんだ」と気づきました。
所属していたカイザー部チアリーディング(現在は廃部)は、全国大会にも出場する強豪でした。部員の自主性を大切にしていて、練習メニューを生徒同士で考えたり、お互いの課題を伝え合ったりしながらチームをつくり上げていました。練習はとてもハードでしたが、誰かに言われたことをこなすのではなく、「自分の目標のために、自分で考えて行動する」という姿勢を学ぶことができました。
ただ、新型コロナウイルスの影響で思うような形で引退を迎えることができず、悔しさが残りました。そんなときに見つけたのが、NMB48の8期生オーディション。高校3年生で挑戦し、合格してから現在までの5年間、活動を続けています。日本のエンターテインメントは東京が中心というイメージがありますが、私はアイドルとして地元・大阪を盛り上げていきたいと思っています。
NMB48劇場(大阪市中央区)での公演を中心に、ライブ活動やSNSの発信、動画配信などを行っています。ファンの皆さんと直接交流できる機会も多いので、「どんなパフォーマンスなら喜んでもらえるか」「どんな配信なら楽しんでもらえるか」を日々考えながら活動しています。
NMB48には大阪・難波に専用劇場があり、メンバーは定期的に公演を行っています。何千人もの観客が集まるライブとは違い、約240席という空間で、お客様との一体感や一人ひとりの反応を身近に感じられるのが劇場公演の魅力です。ただ、すべての公演に出演できるわけではありません。公演メンバーに選ばれたときに最高のパフォーマンスができるよう、普段から自主練習を重ねています。
公演は夕方から始まるので、大学時代は午前中を中心に授業を履修するなど、できるだけステージに立つチャンスを逃さないよう工夫していました。両立するために一番意識していたのは、隙間時間を徹底的に活用することです。通学中の電車や大学の休み時間には、ダンス動画を見て振り付けを確認したり、音楽を聴きながらステージの立ち位置をイメージしたりしていました。そして、スマートフォンでできる課題はできるだけすぐに取り組んでいました。課題の提出日も忘れないように、待ち受け画面にメモを表示させて管理していましたね。
大学時代によく利用していたのが、第1学舎5号館にある自習室。関西大学には自習スペースが充実していて、仕切りや充電設備も整っていたのでとても集中しやすい環境でした。
大学生活にもアイドル活動にも全力で取り組みたかったので、自然とやるべきことを後回しにしない習慣が身についたのかもしれません。「今日は少しゆっくりしたいな」と思う日があっても困らないように、できることは先に終わらせておく。そんなふうに隙間時間を活用することを、私は「時間の貯金」と呼んでいます。
慌ただしい毎日の中でも優先順位をつけながらできることから取り組み、自宅でのんびり過ごす時間も大切にしています。
もともと子どもが好きで、もしアイドルになっていなかったら小学校教員を目指していたと思います。子どもの成長に関わる教育の仕事に興味があり、教育について学びたいと考えて教育文化専修を選びました。
3年次から始まったゼミでは、教育学を専門とする若槻健先生と出会いました。芸能活動にも理解を示してくださった若槻先生の存在は、学業とアイドル活動を両立する上で大きな支えとなりました。卒業論文は、自分自身の経験を生かせるテーマにしたいと思い、学業と芸能活動の両立についてまとめました。
公演やライブでやむを得ず授業を欠席したり早退したりすることもありましたが、先生方はいつも温かく応援してくださいました。夢と学業の両立を前向きに受け止めてくださる先生方のもとで学べたことは、とても心強かったです。
同級生には高校時代からの友人も多く、授業を休んだ日には内容や課題を教えてくれたり、「頑張ってね」と声を掛けてくれたりしました。周囲の支えがあったからこそ、安心して活動を続けられたと思います。
そして、昔も今も一番応援してくれているのが両親です。ライブには毎回足を運んでくれますし、公演やレッスンで帰宅が遅くなる日には送迎をしてくれるなど、ずっと支えてくれています。
今、一番の目標は、シングルの表題曲を歌う「選抜メンバー」に入ることです。
ファンの皆さんは、「一緒に夢をかなえよう」という気持ちで応援してくださる方ばかり。同じ目標に向かって歩んでくれる存在が、大きな励みになっています。
学業もアイドル活動も、思い通りにいかないことはたくさんあります。もちろん、悩んだり落ち込んだりすることもあります。
でも私は、「立ち止まっていても何も変わらない」と考えるようにしています。その時間があるなら、自分を磨くことに使いたいと思っています。好きだから努力を続けられますし、悔しいことがあっても前を向くことができます。「好き」が私の一番大きな原動力です。
夢を追いかけている皆さんには、ぜひ夢をかなえた自分を想像してほしいです。諦めずに続けた先にしか見られない景色があると思います。私もこれからも目標に向かって努力を続けていきます。
レッスンや公演の日に欠かさず持ち歩いているのが「ダンスノート」です。 その日の反省点や改善点を書き留めていて、「次は絶対に同じ失敗をしない」という気持ちを込めて、あえて濃い色のマジックペンで書いています。 電車での移動中など、ちょっとした隙間時間に見返すことも多いです。
10:00 起床
13:00 劇場に到着、自主練習
14:00 メイク、衣装準備等
15:00 リハーサル
16:00 食事、メイク直し等
18:30 開演
20:30 公演終了 反省会、ダンスの振り返り等
22:00 帰宅
公演やレッスンの合間に、お気に入りのドリンクを飲みながら一息つくことで気持ちを切り替えています。自宅では、入浴剤を入れたお風呂にゆっくり浸かる時間が一番のリラックスタイム。ゆずの香りの入浴剤がお気に入りで、爽やかな香りに癒やされています。