先輩職員の声

先輩職員の声

財務局 財務課

𠮷田 有輝

2013年就職

学園全体の教育研究の充実発展のために、財政基盤の強化に取り組んでいます。

業務内容・職場の紹介

 財務課は、学園の財政運営を担っている部署で、主に次のような業務を行っています。
●予算決算業務
 関西大学では長期ビジョンである「Kandai Vison150」を策定し、教育研究などにおける政策目標を定めています。それらを着実に実行するためには、財政基盤の強化が重要です。学校法人の収入は、学生生徒等納付金が多くを占めますが、定員管理の厳格化などにより、大幅な増加が見込めません。限られた財源を教育研究の発展のために最大限に活かすことができるよう効率よく配分した予算を編成します。
 また、決算においては、1年間の学園全体の諸活動の収支を計算書類(決算書)としてまとめ、文部科学省に届け出るとともに、Webサイトを通じて学生や教職員をはじめとしたステークホルダーの皆さんに公開しています。財務情報の公開は、高い公共性を有する関西大学が広く社会の理解と支持を得るために、大切な取り組みとなります。
●資金運用業務
学生生徒等納付金だけに頼らず、多様な収入源を確保することが財政基盤の強化につながります。関西大学では、金融資産の運用方針を立案のうえ、適切なリスク管理のもとで国内外の有価証券等の購入や外部の専門機関を活用した委託運用などにより、運用益の確保に努めています。運用益は、給付奨学金などの基金事業による事業費に充当することにより、教育研究活動を財政面から支援しています。

仕事のやりがいなど

 学園全体の諸活動の基盤となる財政に関わる業務を通して、関西大学の教育や研究の向上に寄与できることにやりがいを感じています。
 限られた財源のなかで適切な予算配分を行うことや、経営判断の基になる予算書や決算書を作成していく業務には、日々緊張感を持ちながら向き合っていますが、学生生徒等納付金や国等からの補助金収入、資金運用で得た運用益などを、予算・決算業務を通じて、教育研究活動の計画や成果として可視化していくことに達成感を感じます。
 また、予算編成や執行管理を通して学園全体の諸活動に触れる機会が多いため、幅広い知識を習得できることや財政状況から経営課題を見い出す力を養えることは財務課ならではの魅力です。

事務職員を目指す方へ

 少子化をはじめとする大きな環境の変化により、大学間の競争が激化しています。高校生や学び直しを行う社会人、外国人学生などから関西大学を選んでもらうためには、変化を恐れずに学園全体の魅力を高め続けることが大切です。事務職員として直ぐに解決できるような課題ばかりではありませんが、まずは一人ひとりが当事者意識を持ち、10年後・20年後を見据えたアイディアを出し合うことが重要です。
 これから大学事務職員を目指す皆さんは、今の教育業界に対する「もっとこうして欲しい(したい)!」といった考えを持って面接に臨んで欲しいと思います。みなさんが感じている課題やアイディアが、今後の学園の発展に欠かせません。熱意を持った皆さんと一緒に働けることを楽しみにしています!

1日の業務例

  1. 9:00

    出勤・メールチェック

  2. 9:30

    起案書・学内報告文書の確認

  3. 10:00

    国や地方公共団体等への調査回答

  4. 12:30

    昼食・休憩

  5. 13:30

    予算執行管理

  6. 15:00

    決算業務に係る前倒し作業

  7. 17:00

    退勤