棋士・豊島将之竜王×関西大学・芝井敬司理事長
徹底したAI研究が、ひとつのターニングポイントに
関大人
/将棋棋士 豊島将之さん(2009年関大一高 卒業)
現在、将棋界は4人で8つのタイトルを奪い合う「4強の時代」と呼ばれている。若手棋士が台頭する群雄割拠の様相の中、二大タイトルを獲得し、令和初の名人・竜王となるなど、トップ棋士として君臨しているのが豊島将之竜王(叡王)だ。
豊島将之竜王(叡王)は2019・20年の獲得賞金ランキング1位。将棋ソフト(AI)研究のパイオニアで、序盤・中盤・終盤すべてに隙がない棋風のオールラウンドプレイヤーとして知られている。
2021年3月。学校法人関西大学の芝井敬司理事長と、関西大学第一高等学校の卒業生である豊島将之竜王(叡王)との特別対談が実現した。(文中敬称略)
※「レーティング」とは
過去の対局成績によって各棋士の実力を示した、非公式の指標。