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先輩からのメッセージバックナンバー

アメリカ ユタ大学

自分の学習状況

 私は現在、ELI(English Language Institute)というところで大学のUndergraduate courseを受講するためのスキルを身につけるために日々、勉強しています。1年生の時から準備はしていたものの、いざ留学を目の前にすると向こうの授業についていけるか不安でいっぱいになりました。しかし、実際に受けてみると基本的なことを学ぶことが多く、関西大学の授業にしっかりとついていければ何の支障もなくユタ大学の授業にもついていけると感じました。授業は主にGrammar, Writing, Reading, Listening & Speakingとあり、それぞれ8段階に分かれています。関大生も含めて、日本からの留学生の割合がとても多いです。私は、なるべく日本以外の国からの人に話しかけるよう心がけています。機会を待つのではなく、ELIのアクティビティに参加するなどして、自分から行動する積極性が非常に大切だと感じました。

学習環境としての大学の様子

 ELIでは、放課後にStudy Hallという時間を生徒たちのために設けています。そこでは先生などのnative speakerに宿題や授業で理解できなかったところを質問することができます。また、放課後に先生のoffice hour の時に尋ねれば、授業と宿題での不明点を一つ一つ丁寧に教えてくれます。私の場合、これを利用して成績が上がったので質問しに行くことを強くお勧めします。図書館にも大きなCafeteriaがありますが、ELIは少し離れているのでELIの生徒はそこをほとんど利用しません。その他にも私は現在寮に住んでいるので、部屋で集中できない時は寮の共有Roomに行ったり、PHC(Peterson Heritage Center)に行ったりして勉強をしています。ユタにはとても優しい人が多く、私たちの練習相手になってくれます。ELIの先生たちも個性豊かで、楽しく留学生活を過ごせると思います。

授業がある日の典型的な日程

 月曜日から木曜日までは、毎朝8時20分に授業が始まり13時40分に終了します。授業はGrammar, Writing, Reading, Listening & Speakingの4教科で各70分、間に10分休憩が2回と20分休憩が1回入ります。基本的にGrammar, Writing, Readingは関西大学の授業で学んだことや中学から今までに得た知識が大半です。しかし、Listening & SpeakingはLevelによって授業の内容が変わって来ます。例えば、私は現在Level8のクラスをとっていますが、Listening & Speakingではなく発展のDebateになっています。この授業の特徴は、プレゼンテーション風のDebateを行うことです。また、Level8なので先生も普段通りのスピードで話します。Level8はこのような形式ですが、私がTA(Teacher Assistant)として参加している授業は、発言や感情表現を中心に学んでいきます。個性豊かで様々な授業がありますが、日本ではほとんど経験し得ないものばかりです。緊張を強いられる機会も増えましたが、日本にいた時よりもプレゼンテーション力などの力が向上しているのを実感しています。

当地で学びはじめて感じた驚き・感動

 Summer sessionがもうすぐ終了する今、最も感じていることは何事にも積極性が必要だということです。最初にユタに来た頃は、現地の人たちに自分から話しかけることができず関大生とばかり遊んでいました。しかし、いざ授業を受けると周囲に他の関大生は一人もおらず、誰にも話しかけることができませんでした。そんな時に話しかけてくれたのが東京から来た日本人でした。私に足りなかったのは積極性で、この経験によって自分がどれだけ心が狭かったのかを痛感しました。そこから私は自信と勇気を持って積極的に行動することができるようになり、今では関大生以外の、nativeも含む、様々な国の友達ができました。ユタに来ると、日本では味わえない刺激的な毎日を送ることができます。また、改めて自分の弱点に気付かされます。どれだけ実りある、充実した留学生活を送れるかは自分次第です。英語のことわざでいう、Time flies fast.のように、気がつくと本当に時間があっという間に過ぎていってしまいます。私はユタでの残りの時間を悔いのないように積極的に行動し、学んだことを多く吸収し、1ランク上の成長した自分になって帰国したいと思います。