海洋ワークショップを行いました(3年生)

関⻄⼤学初等部では、思考スキルの習得・活⽤を図る授業を展開し、考動できる⼦どもたちを育てることを目指し、日本財団・東京大学海洋教育センター・笹川平和財団海洋政策研究所が主催する「海洋教育パイオニアスクールプログラム」に2020年度・2021年度と2年連続で参加しております。

その取り組みの一環として、10月4日(月)に京都を拠点に活動されている劇団衛星の方とZoomを繋いで、3年生の児童を対象とした海洋教育ワークショプを行いました。

子どもたちは当日を迎えるにあたって、事前学習として、児童は好きな生き物について「住んでいるところ」「食べ物(エサ)」「その生き物の面白いところ・すごいところ」などを調べ、スライドにまとめました。

そして、ワークショップ当日は、児童の調べた生き物のうちの6・7種類を取り上げての、ゲストティーチャーによるワークショップを受講しました。

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ゲストティーチャーは、劇団の方です。話の設定は「かぐや姫は月に帰る時に、海の生き物を連れて行った。その生き物をそのまま飼いたいのだが、どのように飼えば良いのか分からない。そこで、海の生き物ついて調べていた初等部の子どもたちにアドバイスをもらって何とかお世話できないか」ということを相談するというものでした。

1組では、ミズクラゲ・ウミガメ・クリオネ・イルカ・ザトウクジラ・アザラシ・シャチ、2組では、クリオネ・リュウグウノツカイ・ウミウシ・イルカ・ミズクラゲ・ナマコを取り上げました。

かぐや姫と初等部の子どもたちで、それぞれの生き物の特徴などの話を擦り合わせている中で、一度は、何種類かは飼えそうだということになります。

けれども、今、地球規模で行われているSDGsの取り組みを考えれば、やっぱり月で飼うことは避けないといけないということで最後は終わります。

「えーっ!」ということにはなるのですが、私たち人間が飼いたいという思いや、科学技術的にも可能かどうかということとは別に、環境問題では考えるべき要素が他にもあります。

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今回のワークショップは、そうした考えに触れるよい機会だったように思います。

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