徳丸 宜穂 ゼミ

ウェルビーイングと効率性を両立しうる社会・経済システムの探究:北欧と日本

徳丸 宜穂 ゼミ
写真の撮影年度は2022年度
左上:演習後の懇親会風景(関西大学 悠久の庭)
右上:演習風景(関西大学 千里山キャンパス)
左下:ゼミ合宿での演習風景(琵琶湖)
右下:ゼミ合宿風景(琵琶湖)

ゼミの特色及び研究内容

人々のウェルビーイング(幸福・福祉)を選ぶのか?効率的・革新的で「足腰が強い」経済を選ぶのか?世の中では、どちらか一方だけを選択するように迫る議論が少なくありません。でも、多くの人は両方とも大事だと考えていると思います。では、両方とも同時に得ることは不可能なのでしょうか?ゼミでは,主に北欧諸国や日本の各地域での創造的な取り組みに学びながら、両方を得られるような社会・経済の仕組みについて探っていきます。グループワークや議論を通じて、他のメンバーから気づきを得られることを重視しています。

ゼミ生の声

このゼミでは各個人が興味のあるテーマ、例えば社会福祉制度や環境保護政策、幸福実現に関する施策などについて北欧諸国と日本の取り組みを比較しながら共に研究に取り組んでいます。また、プレゼンテーションやグループディスカッションを通し、研究内容に対する疑問点や改善点をゼミ生全員で共有することで、より学びを深め合っています。さらに、他大学との合同ゼミや合宿など、研究を進めていく過程で学びの機会が充実しているところがこのゼミの魅力です。これからも徳丸ゼミの皆さんと調和をモットーに研究に励みたいと思います!
(2020年入学 樋口香林)

このゼミのメインテーマは、日本ではあまりなじみのない北欧諸国の生活や社会です。福祉や教育面等において優れている北欧と日本の比較は色々な発見があります。例えば、北欧は税金がとても高いですが教育費は大学まで無料で公平に勉強する権利が与えられるなど福祉制度は充実しています。このような日本との違いから、より良い社会への発展に向けて毎週ゼミ生のみんなや徳丸先生と楽しく勉強しています。
(2020年入学 道本月乃)

2022年度ゼミ生
2022年度ゼミ生

担当教員からのメッセージ

自画像は鏡がないと見えないのと同じで、自国や地元のことは、他国や他地域という「鏡」があって初めて見えてきます。自身の考えの狭さや偏りも、他者との議論・対話や読書(=本との対話)。さらにはフィールドワークなどによって見えてきます。そういうオリジナルの「鏡」を各自が作って、狭い見方を打ち破って視野を広げられる活発な集まりにしたいですし、学生たちには,受け身ではないアクティブなマインドを持ち寄ってほしいです。