国際教育プログラム

競争と共存が進む国際社会において通用する外国語運用能力をもち、グローバルな視野に立って活躍できる人材育成をめざしています。

海外研修プログラム参加者による対談

国際アジア学科
(2022年4月入学)

村中 望乃さん

国際アジア学科
(2022年4月入学)

西川 芽花さん

政策学科
(2021年4月入学)

瓜生 あやめさん


国際アジア学科

西澤 希久男教授

※ 2023年度取材

海外研修プログラムに参加したきっかけは?

西澤 2023年度は、16名の学生がタイのブーラパー大学インターナショナルカレッジで1週間の研修に参加しました。皆さんはどうしてこのプログラムに参加しようと思ったんですか?

瓜生 「プロフェッショナル英語」を学んで、自分の英語がどこまで通用するか知りたいと考えました。タイの大学で授業を受けたり、リエゾン(以下、現地学生)と交流する機会は滅多にないので、参加を決意しました。

村中 私は体育会の部活に所属していて、部活を優先したいので長期の留学はあきらめていたんです。でもこのプログラムは短期間だし、部活のシーズンと重ならないので参加しました。

西川 仲のいい友人に誘われたのがきっかけでした。実は、最初は参加するつもりじゃなかったんですが、東南アジア諸国の社会と文化に興味があったので、勇気を出して参加しました。

西澤 プログラムに参加する前に、不安はありましたか?

村中 気になる点は説明会で質問できたし、学部が主催する研修なので安心して出発できました。

西川 私は…不安しかなかったです(笑)タイという国とタイ語の知識がほとんどなく、英語での会話にも自信がなかったので、大丈夫かなと。

西澤 中・高と大学で英語を勉強してきていれば大丈夫。タイの人々もノンネイティブですからね。

瓜生 現地で行われる授業の内容を事前に勉強できたし、資料も配布されていたので、その点は良かったと思います。

参加期間中で特に印象に残っていることは?

西川 現地学生との交流です。ナイトマーケットに行った時に、現地学生がずっと横に付いてくれて、おいしいものを教えてもらったり、買い物をしたり、タイの若者の日常に馴染めているようでとても楽しかったです!

瓜生 タイの都市部が想像以上に発展していたことです。大阪と同じかそれ以上に都会だと感じました。その一方で地方に行くと、のんびりした風景が広がっていました。山の上のお寺(プッタサート寺)にも泊まりました。

西川 3日目の研修でしたよね。大きな部屋に全員が寝ることになったり、大きなポリバケツから水を汲んだりと、なかなかのカルチャーショックでした(笑)

西澤 日本とは違う文化体験ができて良かったと思いますよ。

村中 私はバスでの移動中に、現地学生から「なぜお寺が山の上にあるのか」「タイの寺院はすべて天国をイメージして建てられている」といった知識をレクチャーしてもらえたので、より楽しめた気がします。

西澤 大学での授業についてはいかがでしたか?

瓜生 タイの経済政策を学びました。EEC(東部経済回廊)やThailand4.0といった政策で、ブーラパー大学が立地する東部地域が発展していく段階にあることがわかりました。

西川 授業はすべて英語で行われたのですが、聞き取れなかったことを現地学生がサポートしてくれたり、後で授業内容を補足してくれたりと、ずっと笑顔で接してくれて助かりました。

村中 私も、現地の先生や現地学生のサポートがありがたかったですね。授業を受けてみると、社会や経済に関する知らない英単語が出てきて、十分に理解できないことが度々ありました。その時に、現地の先生がやさしい言葉に言い換えて説明してくださったり、現地学生が例を示しながら教えてくれたりしたので乗り切れました。

瓜生 タイの英語は独特のアクセントがあって、会話がかみ合わないこともありましたよね。語尾が上がって疑問形みたいに聞こえるので、最初はとまどいました。でも、彼らが積極的に伝えようとしてくれることがうれしかったです。

西澤 タイ人も日本人も、母国語が英語ではない点では同じです。ノンネイティブ同士が英語でコミュニケーションを取ることは、ビジネスの世界ではあたり前になっていますし、いい経験になりましたね。

参加して良かったと感じることは?

村中 日常での考え方の幅が広がった気がします。わずか1週間の滞在でしたが、タイの人々のおおらかな考え方、振る舞い方に接してみて、日本での生活においてもっとゆとりをもって、自由に考えてもいいんじゃないかと思えるようになりました。

西川 気持ちを伝えようと努力することが大切だと学びました。英語の文法や単語が正しくなくても、相手も一生懸命理解しようとしてくれました。それでもわからない時に、ジェスチャーや行動で気持ちが伝わった時はとてもうれしかったです。

西澤 日本には相手を察する文化が浸透していますが、海外でそれは通用しませんからね。話さないのは無知だからだ、と評価されます。つたない英語でも会話は成立するので、これからも気後れせずにコミュニケーションを取ってください。

瓜生 英語をもっと勉強したい、たくさんの海外の人と交流したいと思うようになりました。私もこの研修までは文法や発音を間違えることを恐れていましたが、タイの現地学生たちが間違えても気にしないで気持ちを伝えようとする姿がとても印象に残って、私も見習おうと考えるようになりました。

このプログラムを人にすすめるとしたら?

村中 まずは日本で得られないたくさんの体験ができることです。そして、一緒に行った学部のみんなはもちろん、タイで接した現地学生とも、連絡を取り合えるような友人ができる点がおすすめです!

西川 できないと思っていたことに挑戦する、一歩動き出してみるいいチャンスです。自分に自信がない私みたいなタイプの人は、ぜひ参加してください!

瓜生 日本以外の国の文化や、社会や経済の仕組みについて「もっと知りたい」という気持ちが高まると思います。大学生活を意欲的に過ごすきっかけにしてください!

西澤 皆さんにとって、かけがえのない経験になったようで私たちもうれしいです。お疲れ様でした。

プログラム参加学生の成長レビュー

写真:五十嵐 未帆 さん写真:五十嵐 未帆 さん

国際アジア学科(2023年4月入学)

阪口 和佳子さん

兵庫/神戸海星女子学院高等学校出身

※2024年度海外研修プログラム タイ・ブーラパー大学参加

Q1 海外研修プログラムに参加したきっかけは?

A

高校生の頃にタイのドラマを観て、日本と異なるタイの人や文化に夢中になりました。それをきっかけに、タイの政治、経済、法律などをもっと知りたいと思っていたので、このプログラムは絶好のチャンスだと思い応募しました。

Q2 プログラムの期間中にどのようなことを学んだ?

A

主にタイの経済について学びました。タイは都市部と地方の経済格差が大きいのですが、交通インフラの整備など4つの目標を掲げ、経済発展をめざしている現状を知りました。また現地の学生とさまざまな場所を訪ね、タイの文化に触れることができました。

Q3 プログラムに参加して成長できたことは?

A

英語を積極的に話すようになりました。タイの学生たちはとてもフレンドリーで、友達がどんどん増えていきました。彼らともっと仲良くなりたくて、英語での表現が分からなくても自分から話しかけ、失敗を怖がらないようになりました。

Q4 プログラムで学んだことを今後どう生かしていきたい?

A

タイを再び訪ね、友人たちに会うつもりです。また、帰国後は政策創造学部の「コモン・ロー地域と法」というオールイングリッシュの授業を履修しています。英語の運用能力を高めようと考えています。

学部で学ぶ

プロフェッショナル英語〈1年次以上〉

今後、ますますグローバル化していく社会において「即戦力となる英語」の修得は、さまざまな場面での選択肢を増やすことにつながります。本学部では、合計16単位まで英語を履修でき、そのうちの8単位は「即戦力となる英語」の修得をめざした「プロフェッショナル英語」を開講しています。
政治、経済、⾃然科学、社会科学、ビジネスなど多様なトピックスを英語で学修することで、VUCAの時代を切り開く英語運⽤能⼒を⾝に付けます。
クラスは6段階のレベル別編成になり⽇本⼈講師と外国⼈講師が担当します。

※先⾏きが不透明で、将来の予測が困難な状態

日本人講師がリスニングとリーディングを担当
  • ・ 語彙力、基礎文法力の向上をめざします。
  • ・ 通訳者の技術を用いたトレーニングでリスニング・リーディング力が飛躍的にアップします。
外国人講師がスピーキングを担当
  • ・ レベルに応じてペアワーク、スピーチ、プレゼンテーション、ディスカッションを行います。
  • ・ 多様なトピックスを扱い社会に出てすぐに役立つ英語運用能力の修得をめざします。
日本人講師がリスニングとリーディングを担当 外国人講師がスピーキングを担当
  • ・ 語彙力、基礎文法力の向上をめざします。
  • ・ 通訳者の技術を用いたトレーニングでリスニング・リーディング力が飛躍的にアップします。
  • ・ レベルに応じてペアワーク、スピーチ、プレゼンテーション、ディスカッションを行います。
  • ・ 多様なトピックスを扱い社会に出てすぐに役立つ英語運用能力の修得をめざします。

プロフェッショナル英語〈3年次以上〉

すでに一定の英語力を有する受講生の英語力をさらに上げ、論理的思考力、課題発見・問題解決のテクニック、自分の考えを英語で的確に伝えること、基礎的な通訳技術など、実際の国際的な場面を想定した各コースを開講しています。英語力+αを身に付けたい人に最適な科目です。

コース名
  • ビジネスコース
    ビジネスに必要な英語運⽤能⼒を⾝に付ける
  • 海外進学コース
    ⼤学院での学修、研究に必要とされる英語運⽤能⼒を⾝に付ける
  • 国際コーディネーターコース
    通訳技術を修得することにより英語運⽤能⼒を全体的に伸ばすことをめざす

グローバル・スタディーズ・セミナー

政策研究に関係する世界各国の政治、経済、法律を現地の言語で学修します。学修を通して諸外国の政策を理解するとともに外国語運用能力の向上をめざします。

テーマ例
  • ・ 英語で学ぶ国際関係論
  • ・ ドイツ語で学ぶヨーロッパ
  • ・ フランス語で学ぶ政治文化
  • ・ ロシア語で学ぶ政治・経済
  • ・ 韓国語で学ぶ文化と社会

外国語科目

ドイツ語、フランス語、ロシア語、スペイン語、中国語、朝鮮語
英語圏に留まらない幅広い異文化の理解とともに、学問・知識の修得を目的とした語学プログラムを開講しています。

海外で学ぶ

政策創造学部では、学部独自の海外研修プログラムを実施しています。

シドニー大学〈オーストラリア〉単位認定あり

  • 英語基礎能力の向上
  • 社会科学分野のテーマについて英語で学修
  • 現地文化などをテーマに、現地学生と意見交換
  • ホームステイを通じて、現地の生活、文化を体験
対象年次 1年次以上
募集時期 9月下旬~
期間 約3週間
実施時期 2月中旬~3月中旬
参加費 約80万円(為替レートにより変動)

※国際情勢を勘案し、プログラムを変更することがあります。

Program Contents

  • ・ Global English
  • ・ Guest Lecture:Economics policy
  • ・ Global Citizenship:Working towards a brighter future
  • ・ Workshop with local students
    Intro to Australia Quiz / Speaking Australian English / Chat
    Club(Food,AussieWildlife,Music,Fashion,etc) / Campus Tour
  • 英語基礎能力の向上
  • 社会科学分野のテーマについて英語で学修
  • 現地文化などをテーマに、現地学生と意見交換
  • ホームステイを通じて、現地の生活、文化を体験
対象年次 1年次以上 募集時期 9月下旬~
期間 約3週間 実施時期 2月中旬~3月中旬
参加費 約80万円(為替レートにより変動)

※国際情勢を勘案し、プログラムを変更することがあります。

Program Contents

  • ・ Global English
  • ・ Guest Lecture:Economics policy
  • ・ Global Citizenship:Working towards a brighter future
  • ・ Workshop with local students
    Intro to Australia Quiz / Speaking Australian English / Chat
    Club(Food,AussieWildlife,Music,Fashion,etc) / Campus Tour

ブーラパー大学インターナショナルカレッジ〈タイ〉単位認定あり

  • ⾼度な英語運⽤能⼒と社会科学の基礎的素養を有する2年次⽣以上を対象
  • 東南アジアの経済開発の“今”について学修(テーマ例:東部経済回廊(EEC))
  • 現地学生と英語で交流
  • 政策創造学部教員による事前・事後授業を実施
対象年次 2年次以上
募集時期 4月中旬~
期間 約1週間
実施時期 8月下旬~9月中旬
参加費 約30万円(為替レート等により変動)

※国際情勢を勘案し、プログラムを変更することがあります。

Program Contents

Thai Language / Thai Tradition and Manners / Art Therapy/Thai Policy and Economy/ Eastern Economic Corridor (EEC) / The Way of Life/Business Presentation

Activities

Bangsaen Exposure / Sub board Activity / Won Night Market / Buddhasart Temple / Pattaya / Grand Palace / Wat Pho / Wat Arun / Icon Siam

  • ⾼度な英語運⽤能⼒と社会科学の基礎的素養を有する2年次⽣以上を対象
  • 東南アジアの経済開発の“今”について学修(テーマ例:東部経済回廊(EEC))
  • 現地学生と英語で交流
  • 政策創造学部教員による事前・事後授業を実施
対象年次 2年次以上 募集時期 4月中旬~
期間 約1週間 実施時期 8月下旬~9月中旬
参加費 約30万円(為替レート等により変動)

※国際情勢を勘案し、プログラムを変更することがあります。

Program Contents

Thai Language / Thai Tradition and Manners / Art Therapy/Thai Policy and Economy/ Eastern Economic Corridor (EEC) / The Way of Life/Business Presentation

Activities

Bangsaen Exposure / Sub board Activity / Won Night Market / Buddhasart Temple / Pattaya / Grand Palace / Wat Pho / Wat Arun / Icon Siam

その他留学情報

GLOBAL NAVI

国際部が主催する留学・国際交流サポートはこちらからご覧ください。