小西 秀樹 ゼミ

現代日本政治の分析 ― 社会構造の変化と政治的リーダーシップの役割を考える

小西 秀樹 ゼミ
関西大学 千里山キャンパス

ゼミの特色及び研究内容

現代日本政治の諸問題、具体的には首相、政党、利益団体、行政官僚、マス・メディアの活動のほか、政治参加(投票行動、市民運動)、世論や政治意識、公共政策の形成と実施、地方政治、政治家論(リーダーシップ論)、政治文化、社会階層論(格差問題)などを取り上げます。共通教材を用いて日本政治の主要論点を全員で考察、討議し、論理的な表現力を養うことを目指します。並行して受講生は個別テーマを設定し、研究報告(年1回の本報告)を行います。

ゼミ生の声

私の研究テーマは統合型リゾート(IR)です。具体的には、カジノ解禁やIR関連法の成立などに関わった人物や団体の政治的な動きについて整理し、過去の事例からIR政策の展望について考察しています。本ゼミに所属してよかったことは、自分の興味関心があることをじっくり研究できることです。先生からは、「IRを研究テーマにしたい」と言ったときには快諾してもらった上、切り口についても指導いただきました。現代日本政治について学ぶゼミなので、私の関心、研究テーマとの親和性が高く、充実した研究活動を行っています。3回生の頃から経過報告の機会があるため、余裕をもって卒業論文を執筆することができます。少数精鋭だからこそ先生の指導を丁寧に受けられる上に、メンバー同士でも指摘し合って新たな観点を得ることができます。ゼミの懇親会もあり、充実したゼミ活動を行っています。
(2019年入学 川﨑翔太)

担当教員からのメッセージ

受講生の研究テーマは、歴代首相のリーダーシップ、行財政改革、教育政策、外交、まちづくりなど、多岐にわたります。それぞれ自覚と責任をもって研究に取り組み、全員で多角的に討議します。伝統的なゼミのスタイルですが、主体性と表現力を養うには最適です。現代の課題について即座の解答、解決策を求めるのではなく、せっかくの大学生活です、じっくり考察する楽しみを共有しましょう。多様な関心を持つ学生が集い、テーマを選ぶことになりますから、進路も、大学院、議員、公務員、ジャーナリスト、民間企業と多彩です。