初見 健太郎 ゼミ
文化経済学
ゼミの特色及び研究内容
本ゼミでは、文化製品と呼ばれる音楽、映画・ドラマ、ゲームなどの経済的側面の研究を中心におこなっています。ゼミで文化製品を研究する利点は以下のものがあげられます。
- 文化製品は若い学生にとって馴染みがあり、とっつきやすいだけでなく、巨大な市場(マーケット)を形成する財でもあり、経済学やビジネスの基本を理解するための素材として適切です。
- 文化製品の市場は世界的に成長を続けており、文化製品を研究する意義は今後、ますます大きくなります。
- 文化製品は国、地域ごとに大きく異なります。文化製品の国際比較を通じて、文化多様性を学ぶことにもつながります。
- 文化製品は情報技術の発展の影響を大きく受ける財です。それはスポティファイやネットフリックスを思い浮かべれば理解できるでしょう。文化製品の研究を通じて、情報技術のビジネスにおける利用方法を学ぶこともできます。
研究は原則としてグループごとにおこないます。学生の興味に応じてグループわけをし、具体的な研究テーマはできるだけ各グループの意向を尊重するようにしています。近年では、文化製品だけでなく、大阪を中心とした関西圏における、文化を用いた地域活性化や多文化共生などを研究テーマにするグループもあります。
ゼミの卒業生は、文化製品を創り出すクリエイティブ産業をはじめ、公務、金融、製造、情報通信業などで活躍しています。