講座・講演会

第5回政策公務セミナー「政策創造学部卒業生による講演」を開催しました

 10月11日(金)昼休み、本学部卒業生で、元大阪市役所勤務、現在京都地方検察庁に勤務されている種子田 晟也氏(2020年度卒業生 出身高校:大阪府立刀根山高等学校)による講演会を開催しました。

<担当教員からのコメント>
 今回の政策公務セミナーは、本学部の先輩・卒業生からのお話ということもあり、リラックスした雰囲気の中で、参加者が熱心に聞き入っていた。講師は短時間のうちに、後輩たちに有益なメッセージを伝えるための工夫をしており、ときに参加者の反応を確かめながら講話を進めていた。講演者は、市役所から検察庁に、地方公務員から国家公務員に転職されており、その経緯などを詳細に紹介されたので関心を示す参加者も多かった。とくに転職する際の情報収集の方法や相談相手との遣り取りなどに強く興味を抱いていた。

 また、多くの学生がイメージしているのとは異なり、公務員はいろいろな仕事に携わることを実体験によって披歴していた。講演者の場合、区役所の勤務では、社会保険の徴収と給付の担当をしていた。こうした業務は、当初に希望していた地域活性化の仕事とは異なっていたために、転職を意識するようになったとのことである。行政職の仕事の広がりを理解することが大切で、そのために市役所以外の区役所なども回って、具体的な仕事のイメージを掴むことの重要性を指摘されていた。

 最後は、公務員勉強を始めたばかりの2年生が多く参加していたこともあり、勉強方法や1日の有意義な過ごし方にも言及されていた。今後の大学生活を有意義に過ごすためにも、参加者にとって有益なセミナーであった。また公務員の志望者には、今やるべきことが明確になり、併せて将来の羅針盤となる貴重な内容となっていた。


 次回は、本学部4年次生による公務員試験合格者との対話会を予定しておりますので、是非ご参加ください。