大学院

ガバナンス研究科 第1回学術講演会を開催しました

 学校法人立命館常務理事(総務担当)の西川幸穂氏に「大学マネジメントの改革と職員の役割」をテーマにご講演いただきました。
 本講演会は、12月25日の「ガバナンス研究特殊講義(大学マネジメント論Ⅱ)」(担当:石田 成則教授)の授業振替として、Zoomシステムにて配信しました。

 西川幸穂氏は、立命館職員として、学生部やキャンパス開設事務局を経て、広報課や人事部、総務部などを歴任され、現在の要職に就かれました。
 講演会では、18歳人口の変化やグローバル化の時代への対応が叫ばれ、各大学が大学改革に取り組む中、新型コロナウィルス感染拡大により、「これまで以上の一層の努力」では達成できない課題がもたらされたことを指摘したうえで、大学マネジメントの改革は急務であり、これからの時代に必要なのは「事務」職員ではなく、教員とともに、あたらしい教育研究を創り出していくパートナー的存在であるとお話いただきました。
 高度な専門性をもつ職員、大学経営を担っていく職員。個人の力量形成・発揮が、組織の発展に結実する時代において、職員の役割を再定義し、新たな大学運営、マネジメントモデルを構築することが重要であるとの提言をいただきました。
 各現場での経験に基づいた具体的かつ説得力のあるご講演は、本学学生のみならず、本学教職員にとっても今後の大学マネジメントを考えるうえで大変貴重な機会となりました。