講座・講演会

第4回客員教授講演会を開催しました

 特定非営利活動法人DPI日本会議事務局員(DPI日本会議議長補佐)の崔栄繁(さいたかのり)客員教授による講演会「インクルーシブ教育制度の国際的な動向と日本の特別支援教育制度比較―障害者権利条約を手掛かりに―」を開催しました。
 本講演会は、事前収録を行い、12月24日の「国際アジア比較法政策論」(担当:西澤 希久男 教授)の授業振替として、受講者に配信しました。

 崔先生が所属するDPIとは、障害のある人の権利の保護と社会参加の機会平等を目的に活動をしている国際 NGOです。日本のDPIは1986年に設立され、障害種別をこえて障害当事者が中心となって活動しています。
 本講演では、日本の特別支援教育の現状を諸外国との比較も含めてお話いただきました。
 また、障害の「社会モデル」や合理的配慮について、実際の事例をもとに、詳細なご説明がありました。さらに、本講演の最大のテーマである「インクルーシブ教育(障害のある者と障害のない者が共に学ぶ仕組み)」の紹介があり、学生にとって、国際社会で活躍するために欠かせない"多様性"について考えるきっかけになったことと思います。

 本講演をもちまして、今年度の客員教授講演会は終了となります。今年度は4人の客員教授の先生にご登壇いただきました。政策創造学部では、来年度以降も継続して講演会を開催する予定です。