学部長メッセージ


現代の社会は、状況が次々と変化し、たくさんの情報があふれています。このように、スピードが速く情報が多すぎる社会で生きていくためには、しっかりとした知識が必要です。多くの情報に惑わされるのではなく、その中から正しい情報を見つけ、その情報をもとに社会を見つめる力が求められます。この力は、一つの視点だけで物事を見ても身につきません。いろいろな視点から物事を見ることで、正しい姿が見えてきます。
関西大学の政策創造学部では、変化の激しい現代社会の問題を理解し、解決策を考え、それを実行する力を身につけるために、いろいろな視点で物事を分析する力を養います。そのために、国際関係学、政治学、経済学、経営学、法学など、社会科学に関する幅広い授業を用意しています。
最近、世界中で民主主義が危機に直面するなど、これまで大切にされてきた価値観が挑戦を受けています。このような状況を理解するためには、ヨーロッパの視点だけでなく、他の地域の視点も必要です。政策創造学部では、特にアジアの視点を身につけてもらうために、アジアに関する授業を充実させています。
激動の社会を進んでいくためには、荒波にたえられる土台(学問的知識)が必要です。その土台を「創造」するために、一緒に学んでいきましょう。
政策創造学部長 西澤 希久男