ニュース
2026年10月05日
堺市博物館で開催中(9月19日~12月13日)の企画展「「おいしい」をつくる ―堺の食と庖丁商い―」に、総合情報学部 堀研究室が開発した「月次風俗諸職図屏風」鑑賞支援アプリが展示されています。
同館が所蔵する「月次風俗諸職図屏風」は、江戸時代前半の年中行事、祭礼、諸職(さまざまな職業・職人)などを描いた六曲一双の屏風です。左右を合わせて幅約5メートル、高さ約80センチメートルの屏風には、1月から12月までの月次に沿って、人物や道具、商い、行事など細かな描写で多彩な場面が展開されています。
企画展会場に展示されている鑑賞支援アプリには、屏風の中から描かれた場面を「探す」アプリと、食にまつわる場面を「見比べる」アプリの2種類があり、どちらも作品内の場面を選ぶクイズ形式になっています。これらのアプリは、館内で実際に体験できます。手元のタッチパネルでアプリを操作すると、背後の大型ディスプレイにもその場面が大きく表示されます。
本アプリでは、クイズをきっかけに作品に意識を向け、描かれている人物や道具、場面などへの小さな気づきから、作品やその描写内容への興味が広がることを期待しています。問題文を手がかりに対象を探したり、複数の対象を見比べたりすることで、実物を見るだけでは気づきにくい作品の構図や細部に注目するきっかけをつくります。なお、アプリの問題文や解説文における場面説明については、堺市博物館に監修いただきました。