北川ゼミが卒論執筆のための合宿をしました
みなさん、春学期の期末試験、お疲れ様でした! 春学期も終わり、北川ゼミ(4年次生)では7月31日から8月1日、卒業論文執筆のための合宿を、奈良県天川村の洞川(どろがわ)温泉で実施しました。もちろん、まじめな話だけでなく、春学期の打ち上げを兼ねての合宿です。ゼミ生の内田さん・豊里さん・山中さんが、いくつかのバス会社や旅館を調べたり、電話で細かく問い合わせたりして、素敵な企画を立ててくれました。

関大から貸切バスで、道の駅に寄りつつ3時間、過ごしやすい気温の洞川に到着しました。洞川には、面不動(めんふどう)鍾乳洞があり、そこにはかわいいトロッコに乗って上がりました。

鍾乳洞の部分ごとに「天の花園」や「ちりめん天井」、「獅子の窟」「銀糸窟」など、絶妙な名前をつけることで、そのように見えてしまうという自然と言葉が複合した芸術を楽しみました。

冷蔵庫のような鍾乳洞から出て、河原でスイカ割りをしました。腰の入った一撃が決まり、おいしくいただきました。みなさん、涼やかな河原でのスイカの味に魅了されたのか、食べ物を大事にする心からか、(群がるように!)跡形もなく綺麗に平らげてしまいました。
半日一緒に散策して、ひぐらしの鳴く頃になると、不思議なことに、みなさん、歩調や間隔が同調してきました。
一体感と心地よい疲れが出てきたところで、旅館にて、卒論のまじめな話を始めました。まず、「卒論はレポートとどのように違うのか」をゼミ生が自分で調べてみんなに説明し、私が補足をしました。そのあと、各自が、テーマ、自分なりに答えを出してみたいこと、その調べ方について発表し、質問や助言をしあっていました。
旅館(柳屋)の夕食で鴨鍋と川魚を堪能し、夜の花火や入浴を挟みながら、卒論の相談、いまの就職活動や4月からの就職のこと、交友関係のお悩み、恋バナなど、おしゃべりは深夜3時まで続きました。
わたしにとっても、ゼミ生とのおしゃべりは自分の研究の突破口を拓いてくれることがあります。1時ごろになって、政府の経済財政運営の方針や為替政策について鋭い質問を受けました。あくびをしながらしどろもどろに自分の見解を話しているうちに、豊里さんから、「あ、先生の話を聞いて、分かりました。要は「経済」の問題として考えるから分かりにくいのであって、「〇〇」の感覚で捉えないといけないことなのですね」という返事が返ってきました。この「〇〇」、やや刺激の強い言葉なのでここには書けないのですが、私がいま調査研究をしている対象をうまく捉えるための世界観を表す言葉になりそうです。豊里さんへの謝辞をつけて、研究発表で使わせていただきますね。ゼミ生から世界観を教わるというのは、これまでも時折あり、この体験は、大学教員をしていて最も楽しいことの一つです。(下の写真は深夜の議論ではないですが、豊里さんと鍾乳洞の中でおしゃべりに没頭していたときの様子です。)

朝、みんな寝不足で朦朧としていましたが、バスで熟睡して、奈良市街に着くころには再び元気が出てきたようです。
東大寺を見たあと、みんなでくだけた調子でわちゃわちゃと歩いていると、「わたし「このゼミ入って良かったなぁ」って、こういうくだらないことをしているときに感じるんです」と、にこぉっと笑ったゼミ生がいて、嬉しく思いました。
夏休みが始まってすぐに、夏の楽しい思い出をつくることができ、わたしも幸せな時間でした。帰宅後、山中さんから次のメッセージが入りました。「何だかんだ1番楽しめてたのは先生なのかなって思ってます笑」。一本とられました。9月下旬からの大学最後の学期も一緒にがんばり、学びあいましょう。
(寝屋川バスの乗務員 梶原さん、日差しの強いなか、安全・快適な運転をありがとうございました。洞川温泉の柳屋さん、美味しいお料理と、夜中まで気兼ねなく話せる環境をつくってくださり、ありがとうございました。竹刀については楽しみながらも敬意をもって扱い、使用後は手入れをしました。川遊びは旅館の助言のもと、流れがゆるく、水深が浅い安全なところで行いました。)
【写真・記事提供:北川 亘太 教授】
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()