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6月29日、ザシードキャピタル株式会社　代表取締役社長　廣澤 太紀 氏による、イノベイターズトークVol.25 を開催しました。
テーマは、『「若手」が活躍するエコシステム ～エンジェル投資家とベンチャーキャピタルの仕事～』。

廣澤氏は、2018年にシードファンド「THE SEED」を設立。現在は約16億円を運用し、20代の若手起業家（10数社）へ創業投資をされています。これまで500人以上の起業家と話し、個別相談会や起業家同士の情報交換イベントを開催するなど、出資だけでなく、成功された先輩起業家と、起業を目指す人を繋ぐ活動をされています。

廣澤氏がなぜベンチャーキャピタル（VC）に興味を持ったのか。それは「経験や資金がない若い人がなぜ成功しているのか。実力なのか？運なのか？」と不思議に思ったことに端を発し、「どうしたら成功するのか」、その答えを今も探し続けていると話しました。

答えの一つとして、ペイフォワードによる「起業のエコシステム（＝互いに独立した企業や事業、製品、サービスなどが相互に依存しあって一つのビジネス環境を構成する）」を挙げました。
ペイフォワードは出資・ノウハウ・ネットワークを提供し、次世代を育てようとする精神であり、事業で成功した投資家が、資金だけでなく経営アドバイスなど起業家を支援する"エンジェル投資家"の存在が大きく、"成功"を次世代に繋ぐ人たちによって「起業のエコシステム」が生まれていると語りました。

「どうしたら成功するのか」、その問いに向き合い続け、投資だけでなく、起業家同士の成功の橋渡しを担う廣澤氏は、終始フラットな目線で柔和に学生に語りかけ、投資について分かりやすくお話しいただいたことで、学生にとって起業への理解が深まり、一歩を踏み出すヒントを得る機会となりました。