12/4（木）外国語教育学研究科主催 Michael Haugh氏 (The University of Queensland)による学術講演会を開催しました
2025.12.06
2026年12月4日（木）、外国語教育学研究科ではThe University of QuessnslandよりProfessor Michael Haughをお迎えして "Pragmatic Competence and Social Action in Interaction"をテーマに講演会を開催し、約30名の学生や教員にご参加いただきました。
本講演では、第二言語学習者が実際のコミュニケーション場面で、どのように言語を使いこなす能力を身につけていくのかについて探究されました。Professor Haugh は、多くの第二言語語用論研究が依然として限られた発話行為に焦点を当てている現状を指摘し、実際の第二言語使用に基づく、より実証的な語用論的能力の理解が必要であることを強調されました。学習者が組織的な場でトラブルや苦情を訴えて援助を求める事例が紹介され、自然発生的な相互行為の分析が、語用論的・相互作用的能力の多層な側面を理解するうえで有益であることが示されました。参加者は、教科書による語用論指導の限界に関する考察するなど活発な議論を交わし、第二言語学習者が日常的なコミュニケーションにおいて、社会的行為をどのように調整・管理しているかについて、新たな示唆が得られました。
ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。
